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クリエイティビティを維持するために身につけるべき11の習慣

デザイナーは常にクリエイティブな思考が求められるもの。誰でも思いつくようなアイデアばかりで制作を続けていては、そのうち飽きられてしまうでしょう。

「そうは言っても新しいアイデアばかり出てこない!」そんなふうに嘆いているあなたは、もしかしたら日常生活からのインプットが足りないのかも。常にクリエイティブでいるために、習慣にしておきたいことをご紹介します。

クリエイティブな思考を養うために習慣化したいこと

常識を疑ってみる

クリエイティブな思考を養うためには、常識とされていることを疑ってみることが必要です。当たり前のことを「当たり前だから」と一蹴してしまっては、想像力の幅は広がりません。

たとえば、Webページのカラム数は2または3が一般的ですが、時には5カラムや6カラムにすることができないか、考えてみるのもいいかもしれません。「そんなのできるわけがない」とは思わずに、大切なのはまず疑ってみること。あなたの中にある常識を疑い、自由な発想で物を考えることで、新しいデザインが生まれる可能性もあるのです。

よく寝て、よく食べる

忙しさのあまりいつも寝不足でふらふらしている。そういえば夕方になるのにお昼ごはんも食べていない……。あなたは、こんな状態で制作をしていませんか?

新しいアイデアを生み出すためには、さまざまなものに興味を持てるような、肉体的・精神的な余裕が必要です。どんなに忙しい中でも、寝る時間と食べる時間はしっかりと確保して、すっきりとした頭で制作作業ができるよう心がけましょう。

物を違う名前で呼んでみる

目についた物に、本来とは違う名前をつけてみましょう。例えばコップを「ハリネズミ」と呼んでみたり、鉛筆を「お茶」と呼んでみたりするのです。続けているうち、呼んでいるものが別のものに見えてくるような不思議な感覚になるかもしれませんが、そうなったらしめたもの。あなたの想像力が刺激されている証拠です。

また、席の近い同僚など複数人でこの方法を試してみるのもおすすめです。自分では思いもつかない名前が飛び出せば、さらにあなたの想像力は刺激されるでしょう。「ちょっとそこのローマ帝国取ってくれない?」なんて言われたら、あなたは一体何を渡しますか?

「なぜこうなっているのか?」を考えてみる

日常的に目にしているモノの色や形には、それぞれ理由があります。その理由をあえて考えてみましょう。例えば「どうしてコピー用紙は白いのか?」「どうして机の足は4本なのか?」「どうして車輪は丸いのか?」など、なんでも構いません。

これらの理由は、使いやすさを考えた合理的なものであったり、安価に生産しやすいという経済上のものであったりするかもしれません。もしかしたら、いくら考えても理由の分からないものもあるでしょう。それでも、いろいろと想像を巡らせて考えてみることが、あなたの頭を刺激することになるのです。

趣味のための時間を確保する

どんなに忙しくても、自分の趣味のための時間は確保しておきましょう。毎日遅くまで残業し、休日も仕事のことが頭から離れない……。これでは頭を休めることも、切り替えることもできません。

映画を見たり、スポーツをしたり、楽器を弾いたりなど、せめて休日だけでも自分の趣味のための時間をとるように心がけましょう。仕事から頭を解放し、別のことに集中する時間を持つことが大切です。そうすることで、また次の日、新鮮な気持ちで制作に向かうことができるのです。

多くの人と、たくさん喋る

いろいろなものから刺激を受けるためには、その刺激に気付けるよう、心が「開かれた」状態であることが大切です。どんなに素晴らしい経験をしても、そこに興味が向いていなければ得られるものは何もないでしょう。

この、心が「開かれた」状態を維持する最も簡単な方法が、たくさんの人と喋ることです。中には価値観が合わず、喋りにくい人もいるかもしれません。しかし、それでもコミュニケーションを続けていくことで、相手の考えていることが分かるようになり、自分の心が開いていくのを感じ取ることができるようになるでしょう。

利き手とは逆の手を使ってみる

左脳思考の人は右利き、右脳思考の人は左利き、こんな話を聞いたことはないでしょうか。普段とは違う発想をするためには、書いたり食事をしたりするときに、利き手とは逆の手を使ってみるのもひとつの方法です。こうすることで、普段使っていない脳の部分を刺激することができるでしょう。

特に右脳は直感やひらめきをつかさどると言われています。こうした感覚的な考え方をしたいと考えている人は、左手でペンやお箸を持ってみるのもいいかもしれません。

興味のないテレビをあえて見てみる

バラエティ、サイエンス、ニュース、スポーツなど、人によって好きな番組のジャンルは大体決まっているもの。しかし、いつも同じ番組ばかり見ていては、脳を刺激することはできません。たまには普段見ないような番組にチャンネルを合わせてみましょう。

これまで興味のなかったようなものでも、見てみると意外と面白かったり、興味を持ったりすることもあるかもしれません。新しい発見や知識を得ることは、それだけインプットの幅を広げることでもあるのです。

子どもが描いた絵を見てみる

子どもが描く絵ほど自由なものはありません。物の形も色づかいも、大人では想像もできないようなものばかり。自分の見たイメージのまま、自由に描いています。

時にはそういった、自由な発想で描かれた作品を見てみるのもいいかもしれません。注意深く作品を見ていくと、「どうしてこの木は黄色いのだろう」とか、「この人は顔が四角いと思われているんだ」などのように、思いがけない発見をすることもあるかもしれません。

自然の中に身を置く

ふと空を見上げると驚くほどきれいな夕焼けが広がっていた、そんな経験はないでしょうか。自然はいつも、私たちが想像もできないような景色を見せてくれるもの。空の色や雲の形、あるいはただ単純に、ものすごく巨大な山など。こうした自然から感性が刺激されることは少なくありません。

時には街を出て、山や海に出かけてみるといいでしょう。その際には、カメラやスケッチブックを持っていくことをおすすめします。

たまにはいつもと違う経路で通勤してみる

毎日同じ経路で通勤していると、お店など途中にあるものにだんだんと興味を持たなくなってしまいます。クリエイティビティを養うためには、こうしたルーチンはできるだけ避けるようにしましょう。

自宅の最寄り駅から会社に行くまでには、いくつかの経路があるはず。時には、いつもと違う経路で出社することをおすすめします。多少遠回りになっても、初めて通る経路ならお店や建物など何らかの発見があるでしょう。こうした発見が、あなたの感性を刺激することになるのです。

新しいアイデアは、日常生活の中で生まれる

「クリエイティブであり続ける」というと、なにやら特別な才能や能力が必要な、難しいことのように感じるかもしれません。しかし、いつも新しい発見ができるような行動を習慣化し、脳を刺激し続けることで、日常的に「クリエイティブ」を養うこともできるのです。

新しい発想は、日常生活の中から生まれてくるもの。いつも新鮮なアイデアを生み出せるデザイナーになるために、こうした習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考サイト:
Creative Creativity: Inspiration and Tools for Creativity
How to Come Up With a Business Idea
Inspiring Creativity: 9 tips to be more creative
20 Art Inspiration Ideas for Creativity

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