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要注意!計画なきデザインリニューアルは失敗する!

「最近PV落ちてきたから……」
「今のLP、だんだんと見飽きてきたよね……」

こうした理由から、サイトのリニューアルを検討している人はいませんか?
もちろん、デザインを見直すことで問題を解決するのは、必ずしも間違ったアプローチとは言い切れません。しかし、「とりあえず」「なんとなく」という理由で無計画に進めてしまうと、ユーザビリティを損ない、せっかくの読者を逃してしまう危険性があります。

そのようなことにならないよう、リニューアルは以下のポイントをおさえて、効果的に行いましょう!

いきなり全部をリニューアルしないこと

どうせならリニューアル感を大々的にアピールしたい。そのためにはデザインをがらりと変えて、新しくグランドオープンを……。このように、全面的にリニューアルするサイトを見かけることがありますが、これにはユーザーを逃す危険性が伴うことを忘れないでください。

とくに、昔から運営されているサイトのデザインを大きく変えてしまうと、ユーザーは元のサイトとリニューアル後のサイトを、同じものと認識できなくなる可能性があります。また、リンクボタンの位置など使い勝手が大きく変わってしまうと、ユーザーは最初からサイトの使い方を覚え直す必要があります。

こうした仕様変更が与えるストレスは大きく、ユーザーを逃してしまう原因になりかねません。全体的なリニューアルをする場合でも、最初はボタン位置のみ、次はアイコンデザインのみ……などのように、少しずつ変更していくほうがいいでしょう。

流行のデザインが合っているとは限らない

せっかくリニューアルするのだから、デザインも一新したい。どうせなら流行っているデザインを……。そう考える気持ちは分かりますが、そのデザインは本当にあなたのサイトのイメージに合っているのでしょうか。

たとえば、インターネットや広告などさまざまな場所で見かけるフラットデザインは、シンプルでモダンな印象を与える最近のトレンドでもあります。しかし、その反面、全体的に抑揚のない印象になるため、伝統あるイメージを打ち出したい場合や、高級感を求められるサイトでは、十分に雰囲気を作り出すことができません。

これまでのデザインを一新する場合は、本当に新しいデザインがページと合っているのか、十分に検討しましょう。

リニューアルの目的を持つこと

「そろそろ新しいデザインにしろって上司が言うから、とりあえず変えてほしいんですけど……。」冗談ではなく、本当にこうした依頼をされることが、まれにあります。もちろん「そろそろ新しいデザインにする」こと自体は悪いことではありません。しかし、その場合でも「なぜ」リニューアルしたいのかは、必ずヒアリングしておきましょう。

たとえば、新しいデザインにしたいと言っても、「ターゲット層を変えたいから」と「サイトの使い勝手をよくしたいから」という理由では、全くアプローチが異なります。目的も分からないままデザインを一新しても、クライアントから「なんか違う……」とバッサリ切られる結果になってしまいます。

また、必要なのはデザインのリニューアルではなく、サイトの機能を追加することだった、などというケースもあるかもしれません。
こんなことにならないよう、リニューアルの目的は必ず知っておきましょう!

リニューアルは必要な箇所を、計画的に!

リニューアルというと、「見た目を変える」「全てを変更する」という印象を持ってしまいがちですが、こうした全面改訂は、ビジネス的に見てもあまり有効な施策とは言えません。それよりも、「PVをアップする」「使い勝手をよくする」などのような課題に合わせ、必要な箇所を計画的にリニューアルしていくことが大切です。

「とりあえず」の無計画なリニューアルは、時間とコストを浪費するだけの結果になりかねません。十分に注意しましょう!

参考サイト:
Top Mistakes When Redesigning a Website
Never Redesign Your Website Without This Strategy!

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