まだ間に合う！2014 年、絶対におさえるべき 5 つの Web デザインのポイン ト

ファッションの流行を追いかけるように、Web デザインにも流行があります。人気のある Web サイトはいつでもトレンドを意識したデザインとなっていますよね。いつまでも同じデザインばかり使っていては、時代遅れというレッテルを貼られ、ユーザーに見てもらえない原因にもなりかねません。

そこで今回は、2014 年におさえるべき Web デザインのポイントを 5 つご紹介します。

トレンドを意識した Web デザインを実現するための 5 つのポイント

1. シンプルデザイン

iPad、iPhone の登場とともに、シンプルデザインの人気が爆発しました。電化製品から WEB サイトまで、すっきりとしたデザインを追求するものが増えています。また、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットを利用する人が多くなってきたため、指 1 本のスクロールダウンで情報を見つけられる簡便さが求められています。

2. フラットデザイン

スマートフォンやタブレットの普及とともに、小さい画面でも見やすいフラットデザインが主流になってきました。フラットデザインは、シンプルながらも特徴的な色使いで、ユーザーの目を引く場所を設計し、誘導しています。

Facebook のタイムラインでも採用された、フラットデザインとして人気の高い「グリッドスタイルレイアウト」が人気を集めています。その秘密は、スマートフォンから見ても、パソコンから見ても、ブランドイメージが損なわれない美しいデザインにあるのです。

3. 手作り感あふれるデザイン

シンプルでフラットなデザインに人気が集まりながらも、他の企業と差を出すために「手作り感あふれるデザイン」も注目されています。「このサイトは他と違う」「アットホーム感が良い」と一目置かれるためには、ただトレンドを取り入れるだけでなく、それなりの企画力と努力が必要なのです。

Web サイトを明朝体やゴシック体で固めるのではなく、手書きフォントで、ユーザーとの距離を縮めてみてはいかがですか？ 手間暇かけた手作り風のバナーやボタンは、機械的すぎない、あたたかさを感じさせることができます。

4. 昔を思い出させるデザイン

ファッションでも、一昔流行ったものが、少し形を変えて流行デザインとして戻ってくることがありますよね。同じように、Web デザインも逆戻り現象が起きるのではないかといわれています。

その一例が、Web サイトのロゴデザイン。現在はフラットなものが定番ですが、今年は一昔前に流行った 3D デザインがまた人気を集めるのではないかと予想されています。その他にも、バナーやボタンのデザインでは、懐かしさを感じさせるネオン系の色に人気が再び集まっています。

5. 写真やマンガ、イラストを多用したデザイン

Web に溢れる膨大な情報。文章だけがずらっと並ぶページは、ユーザーの読む気持ちをなくさせるだけのものとなってしまいました。その対策として、企業では、会社紹介やサービスの使い方をマンガでストーリーにして伝えたり、登場人物をイラスト化したりなど、少しでもわかりやすくするよう努力しています。文章ばかりで読みにくいと感じたら、オリジナルのマンガやイラストを起用してみるのも、良いでしょう。

また、写真を使用する場合、他の企業でも使っているストックフォトから選ぶのでは新鮮味がありません。他社が真似できない自社独自の写真を使用することで、差別化ができ、オリジナリティを出すことができます。

シンプルさ＋手作り感で人気デザインを目指す！

2014 年の Web デザインは、次のようなものを目指してみてはいかがでしょうか？ まず、どのデバイスからも見やすいフラットでシンプルなデザインを基調とします。そのうえでロゴやバナー、ボタンへ手作り風または一昔前を感じさせるものでアクセントをつけ、ユーザーからの視線を集めましょう。最後に、他社が真似できない自社オリジナルのマンガやイラスト、写真を載せれば完成です。

シンプルな美しさの中に人目をひくエッセンスを加え、話題となる Web サイトを目指しましょう。

参考：
Design and Color Trends 2014
Web Design Trends That Will Disappear in 2014 by Maryam Taheri 

Photo: photo credit: Mike Rohde via photopin cc