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Whyから深ぼるチームの"roots"。rootの半期合宿で見えたメンバーに共通する姿勢とは

rootでは半期に一度、社員やパートナー、インターン含め全社で振り返りと次の半期に向けてのキックオフを兼ねた合宿を行っています。

この合宿では、事業の話はもちろんしますが、プロジェクトが異なるとあまり話す機会がないメンバー間コミュニケーションの活性化も兼ねています。普段は聞けないようなメンバーの想いをワークに織り込んで実施するのがroot合宿の醍醐味でもあります。

今回はコロナ禍ということもあり、細心の注意を払ってオフラインでの実施にしました。合宿やワークを通じてrootに興味を持ってくださっている方に、仕事以外でのrootの雰囲気を、少しでも伝えられたらと思います!

前回の合宿の様子はこちら

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オンラインでの「合宿」はどうデザインする?【開催編】

rootの半年、前期の振り返り

今回の合宿では、「プロジェクトの振り返り」、「WHYから深堀るみんなのルーツ」の2つを狙いとして設定しました。まずは代表の西村による前期の振り返りからスタート。

合宿の冒頭は、半期の振り返り。案件や採用状況など、事業と組織も含む会社全体について、様々な観点から振り返りました。

前期は、ありがたいことに継続中のプロジェクトの目立った失注はありませんでした。コロナの影響で解約が発生してもおかしくない状況でしたが継続できたのは、個々のメンバーが担当しているプロジェクトにおいて成果を出し、クライアントと信頼関係が構築できていたことに起因していると考えています。

組織においても、採用のエントリー数も昨年度に比べて2倍以上と大幅に増加しました。ただエントリー数が増えればいいわけではありませんが、それでも多くの方にrootで働くことに関心を持っていただけているのは、メンバー個々の活動の成果が確実に出ている証拠だと思います。

あとは、この半期でrootで試験的に運用している教育プログラムを通じた、育成の仕組みが社内にできつつあります。教える側のメンバー数の増加、そして案件で経験した内容を、整理して教える場ができはじめています。『実践』と『教える』を交えた、アクティブラーニングモデルが形になりつつあります。

事業と組織の振り返りをしたあとは、次の半期の展望とビジョンの共有へ。新しいメンバーがジョインしたこともあり、粗めてrootがどのような経緯で創業したのかの歴史や、会社の目標が西村から共有されました今期、rootが目指すのは以下の2つです。

1. 0→10の事業ステージで支援する事業を増やす

2. その過程における取り組みを再現可能なデザインとして確立する

こちらの目標についてや創業からの経緯については、西村のnoteで綴っているので興味ある方は、ぜひご覧ください。

ゼロイチから拡大期まで成長ステージに合わせ伴走するデザインファームを目指して

合宿の前半は、創業の原体験や、会社のビジョンが共有され、組織としての一体感がより増した時間でした。

事業・プロダクト・チームの目標をチームで確認。「プロジェクト」の振り返り

代表からの前期の振り返りと来期の展望が共有されたあとは、メンバー各自が担当したプロジェクトを振り返りました。今回は目標設計に軸を置いたプロジェクトの振り返りをチームで行いました。

rootでは半期合宿以外にも、月単位でプロジェクトの振り返りも行っていますが、そこで話されることの多くは直近の課題発見や課題解決に向けた振り返りがメインです。プロジェクト全体の流れを俯瞰してプロジェクトメンバー全員で事業やプロダクト、クライアント含めたチームについて振り返ることは、ほとんどなく貴重な時間となりました。

各プロジェクトの振り返りは、rootオリジナルのフォーマットを使って実施。事前にメンバーに記入してもらった「思い出しシート」の共有をチームで行いました。ここ6ヶ月間をざっくり振り返ってもらい、どのような出来事があったかや、チームの中で、あるいはあなた自身は何を感じたり、考えたかを各々に抽出してもらいました。

当日のワークでは、それぞれの出来事に対して、”なぜ”その出来事が起きたのか、クライアントから”なぜ”その要望・依頼があったのかなど、”なぜ”を深堀り整理し、それぞれの行動や決定がどのような目的に基づくものなのかを、改めてチーム内で確認しました。

最終的な目的がしっくりくるまで要素同士の配置を変えたり関係を見直し、クライアント内やチーム内において「行動や発言の最終的な目的がどこにありそうなのか」を明らかにしました。

こうして事業・プロダクト・チームの最終的な目標まで設定し、それに対して以下のようなテーマでディスカッションを行いました。

  • 目的の中に利用者やクライアントはちゃんと含まれているか、事業目標や企業のビジョンが紐づいているか
  • 目的だと思っていることはrootだけで実現できることなのか、またお客さんはその必要性を感じているのか
  • 最終的な目的が見えない行動や考えがないか、また最終的な目的から逆算して、行動の過不足はないか
  • 今後半期の方針としてどのような目標を掲げるべきか

どのメンバーもプロジェクトの振り返りだけでなく、プロダクトや事業、クライアント含めたチームが今後どう進むべきなのかを自分ごと化してワークに取り組みました。

WHYから深堀るみんなのルーツ

rootの合宿では、来期の展望や組織、プロジェクトの振り返りをするだけでなく、メンバー間のつながりをより強くするためのワークも毎回実施しています。

今回は「メンバーのリスペクトできる側面や仕事に対する姿勢」について相互に理解を深めるためのワークを実施。日常ではなかなか話さないその人の原点やルーツをインタビュー型式で紐解いていきました。

ワークを考える上では、合宿が終わった後に「相互にメンバーの良いなと思う側面や姿勢が『なぜ』その人に身についたのか」を分かり合えることを目指しました。

まず、合宿前に「質問箱」形式で個人宛に『その人のいいなと思った側面』や『その人に聞いてみたい「なぜ?」』を匿名で集めました。匿名だからこそ言えるあの人に聞いてみたいことや、あの人の素晴らしいと思うことを素直に本音で伝えることができます。

合宿当日は、インタビュイー(話す人)とインタビュワー(話を聞く人)とオーディエンスに分かれます。インタビュワーが事前のアンケートで集めたキーワードや質問を元に、インタビュイーに問いかけをします。

個人宛てに送られたメンバーからの想いや質問

インタビュイーは問いに答えながら、自分のエピソードを語っていきます。オーディエンスはインタビューの様子を聴きながら、自分と共通するところ・共感できること・気づき・発見などを付箋にメモしていきます。

集まった気づきや発見は後ほど集約・整理し、「rootのメンバーが共通して仕事に取り組むべき姿勢」を考える材料となります。

メンバーから寄せられた想いにメンバー一同が恥ずかしがりながらも嬉しそうな表情をしていたのが印象的でした。普段は聞けないようなメンバー個々の原体験やルーツを深掘り、メンバー全員で共有することができました。

メンバーのWhyをたどっていった先にある個人の原体験や自分をそう変えたきっかけを共有したことで、rootメンバーが共通して備えている「姿勢」が垣間見えたような気がします。

まとめ

今回の合宿では”なぜ”を深堀っていくことで、事業・プロダクト・チームの目標や個人の現体験・ルーツをメンバー全員で共有しあうことができました。

リモートワークが通常になり、リアルで会話することが中々難しい中で、今回の合宿もオフラインで行うべきかどうか迷いましたが、実際に相手の顔を見ながら合宿やワークを行えたことはとても貴重ですし、充実した時間を過ごせたと思います。なによりメンバー全員が楽しそうに合宿を通じてコミュニケーションを取っていたのが1番です。

今後も、正社員に限らず、パートナー企業や副業で関わる方がrootに関わって良かったと思える組織を目指して、様々な施策を打っていこうと思います。

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