代表あいさつ
志ある事業の種を、
社会に花開かせるために
rootを創業した頃、私は1つのWebサービスを開発していました。自身のアイデアから始まって、チームを作り、サービスを立ち上げ、利用する人々の笑顔を目の前で見た瞬間に興奮を覚えたことを今でも覚えています。
「このアイデアをより多くのユーザーに届けたい」──しかし、その思いだけで開発を続けたサービスは事業化を果たせず、2年後にクローズになりました。
事業にならなければ、どれだけ優れたサービスであっても多くの人に使い続けてもらうことはできない。この時に感じた葛藤から、今の事業開発に特化したデザインファームとしてのrootの姿があります。
私たちは、社会を変えるような志をもったアイデアを、ただのアイデアで終わらせないために、事業の構想やパッションを深く理解し、クライアントと共に価値あるサービスを世の中に届けることを使命としています。
これまで、様々な事業の立ち上がりや成長の過程を支援してきたことで、デザインを活用し、事業の成長過程における事業課題を解決できる、そう私たちは確信しています。
しかし、いまだ多くの事業では、デザインは表層的な課題解決の手段として捉えられています。事業の戦略レベルからデザインを活用できているケースは限られているのが実態です。
デザインの本来あるべき役割は、創業者の中にある漠然としたビジョンを紐解き、具現化し価値を届けることにあります。
これは、事業の根幹にある芯を共に見出し、あるべき姿に設計し世の中に届けることであると考えます。だからこそ、rootは「芯を問い、成長に貢献する」というミッションを掲げています。
1人の経営者兼デザイナーとしてデザインの可能性を誰よりも探究し、1つでも多くの志ある事業の種を社会に花開かせるため支援してまいります。