新規事業立ち上げ
構想段階にある事業アイデアから最小限の提供価値を満たすためのプロダクト像をプロトタイピングやフレームワークを活用しながら仮説検証することで、事業の立ち上がりを支援します。不確実性の高い中で着実に進むべき方向を定めユーザー視点でプロダクトをデザインしていきます。
- 初期フェーズで満たすべき体験価値の特定と機能選別
創業間もないチームでは、事業構想は理想像を元に語られることが多く、開発予定のプロダクトも理想像を元に大きなスコープを描いてしまうケースが多く見られます。初期のフェーズでは、アーリーアダプターとなる顧客の特定とそのターゲットに対して訴求する最小限の体験価値を提供することが求められており機能を厳選し開発するための判断基準や設計思想を伴走しながら養っていきます。
- プロダクトロードマップの整備
事業戦略上達成すべき計画と照らし合わせながら、プロダクトのロードマップを整備することで、プロダクト開発におけるイシューの優先度を整理、ビジネス計画に応じたプロダクトローンチや成長計画を組み立てます。
- 体験軸によるプロダクト像の具体化
構想段階にあるプロダクトでは、類似サービスや既存のプロダクトUIを参考にワイヤー設計が行われるケースが多く、ユーザー体験を捉えず機能要件ばかりにフォーカスされることがあります。構想段階にあるフェーズでは機能軸でプロダクト仕様を具体化するのではなく、ユーザー体験軸で最小の価値を満たす仕様を定義する必要があり、フレームワークを活用することで仕様を整理します。
- インタビューを通じた価値仮説の検証
初期フェーズでは、事業の構想に対してユーザーニーズがどこにあるのか明確に決まっていないケースも多々あります。プロダクト仕様を具体化していく中でデプスインタビューなど定性的な調査を交えることでユーザーからのインサイトを収集し潜在的な課題意識やニーズを特定することが可能です。プロダクト開発を大きく進めてからニーズを探るのではなく、構想段階で見込客にインタビューすることでチーム内でユーザーニーズに対する解像度を引き上げることが重要です。
- プロトタイピングを通じたユーザビリティ改善
プロダクトの開発仕様が具体化されはじめたタイミングでプロトタイピングを通じたユーザビリティ検証を実施することで操作性やわかりやすさを検証することが可能です。ユーザビリティ検証を実施することで実際の利用シーンにおける操作手順や何に迷うかなどアジャイル開発と合わせることで検証を含む開発サイクルの実行により大きく踏み外すような機能開発を避け、ユーザーニーズを着実に捉えていくことが可能です。
- アジャイル開発と連動するデザインプロセスの整備
初期段階のチームにおいて適切な開発サイクルを回すことはユーザーニーズに着実に応えるために非常に重要になります。検証不足の仮説をウォーターホール型の開発で一度に作り切るのではなく、検証を挟みながら小さく開発サイクルを回すプロセスを構築することで確実性のあるニーズとそうでないものを見分けることが可能です。アジャイル開発と連動し企画段階にデザイン工程を挟むことでより効果的な検証とプロダクト開発が可能となります。