- date
- 2022.03.07
サービスデザイン会社 root が、新ビジョン『Design Doing for More』のもと、デザイン組織の立ち上げ・運用支援サービスを開始
アプリ・WebサービスのUI・UXデザイン支援を手がける株式会社ルート(本社:東京都中央区、代表取締役:西村 和則、以下root)は、この度、デザイン組織を組成・運用を目指す企業様を対象とした組織の立ち上げ・運用支援サービスを開始。同時に、新ビジョン『Design Doing for More』を制定しました。
サービス化の背景
創業からの10年目、多様なクライアント支援をする中で、「経営や戦略視点から組織的にデザインを利活用していきたいが、どのように実行していくべきか見いだせない」という企業が少なくないことを実感してきました。
多くの組織では、デザインの利用がクリエイティブによる見た目の変化や表層的な機能拡充や短期的な事業指標の改善テクニックにとどまっていることが多く、より上位概念の経営や戦略に活用できていないのが実態です。反面、クライアント企業様とディスカッションを重ねる中では、中長期視点でサービス開発や事業戦略に顧客体験を中心としたデザイン戦略を取り入れていこうとする意識の変化を感じております。
つまり、サービス開発において、デザイン部門だけではなく企画からエンジニアリングまでが一体となりデザインを活用し、Design Ops*1やデザインシステム*2に則り適切なデザインの運用体制を構築・運用することが益々重要となってきていると言えます。
*1 Design Ops:デザインオペレーションの運用。属人化しやすいデザイン業務を人材やプロセス、アウトプットの組織化・最適化によって、デザインの価値と影響力を最大化する取り組みを指します。
*2 デザインシステム:組織におけるデザインの概念や原則、再現可能なアセットをまとめたドキュメントや仕組みを指します。
デザイン組織の立ち上げ・運用支援サービスとは
こうした変化を受け、rootでは「デザイン組織の立ち上げ・運用支援サービス」を開始します。
本サービスでは、主にアプリやWebサービスの開発を行う事業会社向けに、Design Opsの体制構築支援、デザインシステムの運用体制整備やデザインシステムの設計支援、プロダクト開発組織に対してのUXデザインプロセス定着支援を行っていきます。
(2022年3月より本格的にサービス提供を開始予定。既存のUI・UXデザイン支援と合わせ提供。)
支援内容の一例は以下の通りです。具体的には支援先企業様の課題や状況を踏まえ、ご相談の上決定する想定です。いずれの場合においても、手法やフレームを提示するだけでなく、組織の一員として伴走し実行を伴いながら価値提供をしていきます。
- グロースフェーズにおいて、デザイナー人員増加に耐えうるデザインプロセスの体系化や整備
- 開発者や他デザイナー含めてデザインアセットを活用できるような、デザインシステム整備や運用の支援
- PdMやエンジニアも含むプロダクトチーム、および開発サイクルでの、デザインアプローチの導入(UXリサーチや顧客インサイトを元にした施策立案・プロセス導入など)
新ビジョンを通して目指すもの
当社は、今回新たに『Design Doing for More』というビジョンを掲げ、デザインの実践を個から組織・事業へ広げることを目指して参ります。制定の背景には、デザイン経営宣言(経済産業省・特許庁、2018年5⽉23⽇)をはじめ、近年ビジネスにおけるデザインの必要性が叫ばれる流れ、およびそれに伴う業界内での意識変化があります。
デザインをリードする立場の方々はその認識を深める一方、ビジネス職をはじめ協働する職種の認識を共通のものとしていくには時間がかかります。rootは、デザインの根源的な力をより多くの人々、より多くのものごとへ活用することで、世界をより良く前進させられると信じています。
デザイン組織の立ち上げ・運用支援はその一環であり、今後は組織内でデザインを牽引する人材の育成支援も展開していく予定です。
rootのビジョン・ミッション・バリュー
https://ic-root.com/aboutus/
ビジョン定義の背景、デザイン組織の立ち上げ・運用支援サービスの詳細は代表noteでも紹介しています。
https://note.com/nishimuu/n/n7b6c1eed53e2
root の最新事例・デザインナレッジ等を発信中
Facebook : https://www.facebook.com/icroot
Twitter : https://twitter.com/ic_root