- date
- 2014.04.09
マルチデバイスに自動対応!レスポンシブデザインのメリットとデメリットとは?
いまや2人に1人が持っているといわれるスマートフォン。今後はパソコンサイトだけでなく、このような他の端末も含め、マルチデバイスに対応できることが必須となってきています。自社サイトの各デバイスへの最適化はしっかりと対策されていますか?
あらゆるデバイスに対応したサイトを制作し、それぞれを管理していくことはとても大変なこと。そんなときに便利なのが、レスポンシブデザインです。
目次
レスポンシブデザインでマルチに対応!
レスポンシブデザインとは
レスポンシブデザインとは、各デバイスの画面サイズに応じて、表示内容が自動的に最適な状態へと変化するように設定されたWebデザイン手法のことをいいます。
これまでは、パソコン用・携帯用と各デバイスに対応したサイトを個別に立ち上げるのが一般的でした。しかし、レスポンシブデザインの誕生により、Webサイトを1つ立ち上げるだけで、一括で管理できるようになったのです。
その一方で、個々に立ち上げる方法と比べ、デザインや機能面における自由度は下がるなどの弱点もあります。そんな、まだまだ新しい技術のレスポンシブデザインについて、メリットとデメリットをまとめてみていきましょう。
レスポンシブデザインのメリット
メリット1. メンテナンスのしやすさ
レスポンシブデザインを採用する最大のメリットは、メンテナンスのしやすさ。ひとつのWebサイトのファイルを編集することで、自動的に全デバイスの表示に対応することが可能な点にあります。デザインの変更に限らず、バグや修正をした際に同時にアップデートすることも可能です。
メリット2. 統一されたブランドイメージ
どのデバイスから見ても、基本的にWebサイトのデザインが統一されているので、一貫性のあるブランドイメージにつながります。
メリット3. URLをまとめられる
これまではパソコン用と携帯用のサイトに異なるURLを用意する必要がありましたが、レスポンシブデザインでは1つのURLですべてのデバイスに対応したWebサイトを制作することができます。
統一されたURLを掲載することで、ユーザーはモバイル用URLからデスクトップ用URLに切り替える必要もなくなります。
レスポンシブデザインのデメリット
デメリット1. 開発に時間がかかる
レスポンシブデザインの最大のマイナス点は、デザイン開発に時間がかかることです。特に既存サイトをレスポンシブデザインへ対応させるには、真っ白な状態から始めるよりも多くの制作時間を要するといわれています。
デメリット2. 読み込み速度の遅さ
パソコンで見たときに大きく表示される写真も、スマートフォンから検索する場合には、画像が大きすぎて読み込み時間がかかってしまうことがあります。また、高画質の画像を利用することで、綺麗に表示することはできますが、表示速度が遅くなってしまうところが弱点となります。
デメリット3. すべてのデバイスへ完璧に対応させることはできない
レスポンシブデザインが デザイン性や操作性において、すべてのデバイスへパーフェクトに対応するのは難しいのが現状です。そのために何を最も重視して制作するべきなのかを考え、Webデザインを構築していかなければなりません。
各デバイス対応が売り上げアップにつながる
パソコンサイトにはかなり力を入れているけれど、タブレットやスマホサイトにはあまり手を加えずに放置状態という企業もまだまだ少なくありません。そんな中、マルチデバイスに対応したところ、売り上げアップにつながったという事例も出ています。今後もスマートフォン普及率の上昇が見込まれますから、一刻も早く対応をされることをおすすめします。
参考:
The opportunities and challenges of responsive design By Sabina Idler
7 Best Practices of Responsive Web Design By Stephan Jukic
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