- date
- 2025.08.05
正解のないマネジメントの楽しさと、チームのプロアクティブさを育む基準づくり〜マネジメント視点で考えるEA事業価値に寄与するデザインとは?rootラジオVol.4〜

こんにちは!root採用広報担当です。
私たちは「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をビジョンに、組織の右腕として、共に事業価値を創り、育むデザインパートナーです。
rootのデザイン支援モデルは、クライアントワークを通じ支援する組織・事業に対して共に事業価値を創り、育むための支援体系を構築しています。
事業の立ち上がりや成長段階に関わることの多いrootだからこそ、事業の形がまだ定まっていないフェーズから、本来あるべき事業価値の創造を共に行い組織と事業の成長を目指しています。
目次
rootラジオとは?
社内でオンエアしているrootラジオを、ブログの連載企画として記事化しています。
冒頭で記載の通り、rootは、クライアント組織の右腕となるデザインパートナーとして、事業価値を創り・育んでいる中、
”rootラジオ”では、rootがクライアント組織の右腕となるデザインパートナーとして目指すことや、そのプロセスで起きるあれこれを、毎回トークテーマの中からゲスト(社内メンバー)とゆるく語り、その内容を社内で放送することで、それぞれに問いを立てていこうという企画になります。
また、rootはハイブリッド組織であり、現在は、オフィスでのコミュニケーションや関係値構築をセットで組織づくりを進めているフェーズです。
業務委託(rootでは、コラボレーターと呼んでいます)の方々はリモートのジョインが中心になるので、今社内でホットな情報や、組織の理解を深めてもらうためにも、ぜひ、聴いてもらればなと始めた放送でもあります。
ラジオで出てくる「問い」をぜひ、社内の皆が現場や日々の中で、引き続き考えたり、皆で話したり考えてほしいと考えています!
当面は3つのシリーズを考えており、直近はシリーズ2「マネジメント視点で考える事業価値に寄与するデザインとは?」について、前半と後半のコーナーにわけてお話ししていきます。
前半コーナーでは、”事業マネジメント視点” について。
後半コーナーでは、”ピープルマネジメント視点”について、話していくことを企画しています。
前半、後半の最初では、10個ほどあるトークテーマからルーレットを回し、
その場で決まったテーマからお話ししていく企画になっています。
今回のゲスト紹介
今回は、ラジオ放送の第6回の様子を記事にしていきます。
ゲストにはrootマネージャーのさとりこ(佐藤)とサブマネージャーのへいへい(岸)を迎えお送りしました。
(本ラジオのパーソナリティは 、サービスディベロップメント兼HR・コーポレートセクションの管掌ジェネラルマネージャーである籔田が担当)
では、rootラジオレポート Vol.6はこちらです!
複数プロジェクトを横断的にマネジメントする際の楽しさと難しさ、
メンバーやチームのプロアクティブさ(主体性)や当事者意識を高めるためにマネージャーがすべきこと など、
rootの実践を通じたリアルな問いや視点が詰まった内容になっていますので、ぜひ、ご覧ください!
放送内容
テーマ1:複数プロジェクトを横断的にマネジメントする際に、何が楽しくて何が難しい?
籔田: まず、現在マネジメントとして何プロジェクト入っているか教えてもらえますか?
さとりこ:デザインパートナープロジェクトが5つ、あとサービスディベロップメントが1つで、合計6つです。DM(デザインマネージャー)として入っているものと、マネージャーとして担当しているものがあって、両方兼務しているものもあります。
※rootでは、rootの事業責任(売上や利益目標)をもつのがマネージャー。
対クライアント支援における各種プロジェクトのQCDS責任(クライアントとの成果目標)をもつのがプロジェクトのオーナーとなるデザインマネージャーやPdMといったプロジェクトのオーナー(旧DPM)となっています。
へいへい:僕はデザインマネージャーとして1つ入っており、他はサービスディベロップメントのオーナーとして1つ。あとは、マネージャー業務の1つとして採用のプロジェクトに入っていたります。いわゆるマネジメントとしては3つですね。
籔田:そうだね。それぞれ特徴が違ったり、求められるや役割・責任範囲からのゴール目標が各マネージャーで違っていることで、難しいところもあると思いますが、どういったところが楽しいところですか?
さとりこ:私は楽しいことと難しいことが一緒なんですけど、全てのプロジェクトにも通用できる、最強の正解みたいなのがないことですかね。
プロジェクトによって、チームのカルチャーだったり、カウンターパートの得意なことなども違ったりするので、様々な人の状況を理解しながら、その状況においての正解を探すことが、1番難しいかつ楽しいポイントかなと思います。
籔田:具体的にどう難しいんですかね?
さとりこ:その状況を正しく理解してないと、他のプロジェクトでやった正解を押し付けそうになる時があるので、その状況を正しく理解して、今の最適解みたいなのを導き出して行動するのが難しいですね。
試行錯誤をプロジェクトの中でしている際に、それがうまく動き出したり、知ったことがちゃんと成果に結びついた時、この人とこういうことしたいっていうことが引き出せて、段々良い形になってきたなみたいな時。そのプロセスが結構楽しいなって思います。
籔田:へいへいはどうですか?
へいへい:僕も、マネジメントという意味では、毎回違う人と協同する部分が面白いところであり、難しいところでもあるっていうのは、同じですね。
その中で、その場にあるもので何ができるだろうかを思考するのが好きです。
目的に向かって、手持ちの材料で、どうやって戦っていけるかみたいなことを考えることですね。
それを、お客さんとも話したり、一緒にやっていくメンバーと話したりとかしている時間は結構ワクワクするなと思う部分ですかね。
籔田:横断的にマネジメントすることのメリットに、相乗効果の視点からは何かありますか?
へいへい:あります!事業のフェーズや、どういう役割の人が揃っているかという抽象度でものを見ると、起こることそのものに再現性があることは、現場の肌感としても感じる部分ではありますね。
その場合、なぜ毎回違うことを考える必要があるのかというと、型にすべき部分と、個別でアレンジしていく部分が、緩やかに入り交じってる部分がありますよね。
例えば、大きな目で見たら、ある事業フェーズにおいては基本的にはこういう方針を取った方がいいでしょ。といったものがあると思うんですが、
その組織における文化や習慣に目を向けた時に、より具体的に考えていく中ではここはケアしなきゃいけないよね。みたいな話が出てきます。
このアレンジをしていくことが面白いなと感じてます。
テーマ2:プロアクティブ(主体性)や当事者意識を高めるためにマネージャーは何をすべき?
籔田:次のトークテーマは、プロアクティブさ(主体性)や当事者意識を高めるためにマネージャーは何をするべきだと思いますか?という質問です。何をしなきゃいけない役割かや、何をしようと心がけているかをお話し頂きたいのですが、まず、へいへいはどうですか?
へいへい:僕は、事業のオーナー、カウンターパートになったつもりで、プロダクトやアセット、ひいては組織や事業がこの先どうなるんだろうかを、暇さえあれば考えるっていうのが大事なことなのかなと思っていました。
籔田:自分がカウンターパートと相対する中で、そのカウンターパートに自分がなったつもりで考えるっていうことですか?
へいへい:はい、そうです。
籔田:良いアクションですね。逆に言うと、自分のチームメンバーにも、同じようにオーナーになったつもりで物事を考えてもらうと、チーム全員がとてもプロアクティブに考えてる状態だと思うんですけどが、対メンバーにもそうやって考えようという話はしていたりしますか?
へいへい:まだ、できてないなーというのが率直なところです。
全社やGMからはこの点色々な場面で、フィードバックもらっているのですが、ここは自分の中で消化中というのが正直なところ。ぼくは、これ、何を動機にやってるのかというと、自然と考えているんですね。
そのため、それによって、何が得られるのか、何の合理性があってそれをしてるのか、みたいな部分をちゃんと自分の中で言語で落とし込めていないので、まだまだメンバーにも伝えれてないなと。
次のクォーターではしっかりトライしていきたいところなんですよね。
さとりこ:DMとして、チームメンバーのプロアクティブさ(主体性)や当事者意識を高めるためにっていう視点になるのですが、チームの基準を少しずつ決めていくことは、籔田さんに「やった方がいいよ」って言われてやってます。
プロアクティブの体現とはどういうことなのかっていう認識があまり合わないことが課題になりがちなので、例えば、隣の人が提案してる時はこういうことをするのがプロアクティブだよねとか、ミーティングの準備するときは、意識高めるためにこういう風にしとくべきだよねみたいな感じで、場面ごとにこうしようっていうのをチームで決めながら、ルールにしていくということを、ちょこちょこやっています。
籔田:なるほど。基準がばらばらになりがちなので、1つの基準をつくっていくことが重要ですね。やり始めて変化はありますか?
さとりこ:あります!再現性を持たせられるようになったなと思ってます。
指摘した内容が抜け落ちたり、流れてしまうことがなくなり、毎回のミーティングや提案時に「何をするか」が体系化されてきました。基準にするというのはそういう意味があるんだなっていうのをやってみて感じました。
籔田:なるほどですね。
さらにその先に、なんでそうするべきなのか?ということがみんなが分かり合えてると、この基準を自分が立てなくても、次立ててくれる人は増えてくるはずだよね。
多分今ABCの基準をさとりこは立ててると思うんですけど、なんでその基準を立ててるのかっていうことですね。なぜ、そうしたいのかというさとりこの思いが立ってると、次、DとかEとかFというものを、今度はメンバーが勝手に「じゃあこの場合はこういう基準じゃないといけないよね」というのが立ててくれるようになるから、それが主体性とか当事者意識を上げていくことを加速させられるので、そういうステップにしていけるといいね。
さとりこ:たしかに、そうですね!ありがとうございます。
籔田:プロアクティブさ(主体性)って、最近root内で多く触れるテーマですが、プロアクティブさ(主体性)を持つことは、すごいことですよね。
当事者意識って、0・100じゃなく、グラデーションであり、上げ続けられるものですよね。
で、これ、上がって初めて低かったってわかるんです。これが難しいところ。
本人は自分で低いなんて思ってないので、分からないんですよね。なので、人からの俯瞰的なフィードバックからじゃなきゃ自己理解できないものの1つなんです。
昔、当事者意識について考えている際に、元ハードル選手の為末大さんがXで当事者意識について発信していたんですね(該当ポスト)。
その当時の自分の状況と重なり、一気に解像度が上がったことがあったんですが、これは、自分がそういう状況になってないと、あまりよくわからない。
まずは、どうすれば当事者意識って上がるのか、これにはステップもあるので、今度の全社会で話せればと思います。
そうして1つ1つ皆とアクションしながら、解像度を上げ4クォーターもプロアクティブで当事者意識の高いチームを目指していきましょう!
リスナーからの声
🗣️「マネジメントする上で共通化できて、キタコレって思ったものは何かありますか?横断的にマネジメントをする上で良い作用を起こしたものがありそうだなと思い!」と言った質問や、
🗣️「rootのValueやrootのパートナーシップポリシーが、プロアクティブさ(主体性)の基準の根拠になると思うので、再読した上で、結果に責任を持っていきます!」といった声。
🗣️「 為末さんのポスト見ました!より多くの事象に対して世界は変えられると思えるように、自分の意欲と能力を上げ、プロジェクトに還元していこうと思います。」といった声。
が挙がり、それぞれのパートでリアルタイムに色々な声が上がっていました。
籔田:さぁ、無事今回皆に聴いてもらえて何よりです〜笑
では、早いもので、そろそろ番組も終わりの時間となってきました。
rootラジオでの「問い」の時間は一旦ここまでですが、
明日以降、みんなが現場で色々な良い「問い」を持って、クライアントに向き合ったり、ステークホルダーに向き合ったりして欲しいなと思っております!
では、また来週この時間にお目にかかりたいと思います。さようなら!
おわりに
今回のrootラジオVol.6では、”マネジメント視点で考える事業価値に寄与するデザインとは?” シリーズ最終回として、第6回の放送内容をまとめ、2つのテーマを通じて議論を深めました。次回のラジオ記事からは、新シリーズ「組織の右腕となるプロアクティブなデザインチームとは?」をお届けします。
rootのメンバーをゲストに、プロアクティブなデザインパートナーとして、各ステークホルダーにどう向き合い、どんな体現やアクションを目指すのか?今回話題に上がったプロアクティブさ(主体性)の具体をさらに深掘りしていきますので、ぜひお楽しみに!!
rootでは共にビジョン実現できる仲間を探しています!
私たちは、「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をビジョンに、様々なフェーズのクライアントの事業と組織の成長を共に実現するデザインパートナーです。
クライアント支援の立場から、個社での実践経験から得られたノウハウや課題を、組織的にナレッジとして束ね、支援する各社へ還元し、デザインの活動領域を個人から組織・事業へ広げ定着を促すことで、持続的な事業の成長にデザインが活かされる組織を増やしていきたいと思われる方!
共に、Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜を実現していきましょう!
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