- date
- 2014.02.13
知らないではすまされない?アプリの成功に不可欠なUI/UXを再確認!
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知らないではすまされない?アプリの成功に不可欠なUI/UXを再確認!
最近よく見かけるようになったUI/UXという言葉。なんとなく知ってるつもりだけれど、よくわかっていないという人も多いのではないでしょうか?
でも、もしあなたがIT関係者なら、知らなかったではすみません。
なぜなら、アプリ開発にUI/UXは必要不可欠だからです。その背景には、ユーザーフレンドリーの姿勢があります。どんなアプリもユーザーにとって使い勝手がよく、快適で飽きのこないシンプルなものでなければ、支持されません。
では、その理由とそれぞれの役割を詳しくご紹介いたしましょう。
UI/UXを理解する3つのポイント
1. UI/UXが注目されている理由
UXに徹底的にこだわった製品に、アップル社のiPhoneがあります。
iPhoneには、画面を指でタッチしたりスワイプしたりといった、指先の感覚だけで使える革新的なUIがたくさん搭載されていました。その結果、「使うのが楽しい」「毎日使いたい」というユーザーが続出し、大変な反響を呼んだのです。
一時は倒産の危機まであったアップルが今や日本企業が束になってもかなわない大企業に上りつめたのは、魅力的なUXにあったと言われます。
アップルの成功によって、これまでアプリの開発だけを考えていた業界に新風が吹き込まれました。
成功するには、UI/UXが不可欠だという新しい認識の誕生です。現在では、UI/UXを考え抜いたアプリ開発が常識になりました。
2. UI/UXのそれぞれの役割
UI/UXは「氷山」にたとえることができます。氷山の見えている部分は全体の約20%に過ぎず、残りの80%は海中に沈んだ状態です。つまり、氷山の見えている部分がUI、沈んでいる部分がUXだと言えます。
アプリのUIは、表面、骨格、そして、構造という目に見える部分です。これに対し、UXはユーザーの体験ですから目には見えません。
デザイナーはまずアプリの戦略を徹底的に立て、UIに集約させなければなりません。それには、ユーザーが何を求め、何を感じているかの分析が不可欠。その分析の積み重ねがUXとなって現れるのです。
3. デザインの王道を取り入れたアプリ開発
UXとは、ユーザーの体験や感情で目に見えないものですが、だからといって難しく考える必要はありません。下記のような「人が使いやすいと感じるパターン」を知っていれば、ユーザーに喜んでもらえるアプリを作ることができます。
・色の組み合わせ
・見やすい図式
・落ち着く配置
・縦横比のルート比率
これらは使いやすいデザインの王道として、よく知られているものばかりですが、基本を守っていれば、アプリは使いやすくなり、結果的にユーザーを喜ばせることになります。
また、UXデザインで役立つのは本やPCだけではありません。自分の体験もそのひとつ。
旅行や外食など、自分が「楽しい」と感じた経験は書き留めておくといいでしょう。
自分の体験ほどUXデザインに役立つものはありません。体験をもとに、プラスの感情をアプリでも再現できるように制作してみましょう。
リピーター続出!UI/UXの効果
アップルのiPhoneの大成功により、アプリが成功するには、目に見えるUIだけではなく見えないUXにもこだわらなければならいことが証明されました。今では、アプリ開発にUI/ UXデザインが欠かせないことは常識として定着しています。
なかでもユーザーに「楽しかった」「また使いたい」という気持ちを抱かせるのが、UXという感情の部分まで考慮されたアプリです。そんなユーザーの気持ちはやがて口コミやリピーターとなって広がり、アプリを成功へと導いてくれます。難しく考えず、自分の「楽しかった体験」をもとにアプリを開発してみましょう。
参考:
使いやすいわかりやすいアプリにはワケがある 東 賢
UX開発って意外と簡単? 根本 浩之
第4回 UXデザイナーの育て方 大塚 雄介
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