- date
- 2014.05.14
つい押したくなる!バナー広告をデザインするための7つのポイント
いざバナー広告をつくろうと思っても、どこから始めたらいいのかと考え始めると、手が止まってしまうものです。
バナー広告はその成果が数字となり、露骨に結果として現れます。シビアな世界だからこそ、なんとなく作ってはいけないのです。
今回は、つい押したくなるようなバナーを作成するためのポイントを7つご紹介しましょう。
目次
バナー広告を作成する7つのポイント
1. 競合のバナーを調査する
いきなりバナーをつくろうと思っても、アイディアのストックがなければ行き詰ってしまいます。
まずは同業者がどんなバナーをつくっているか調査してみてください。
また、インターネット上の広告だけではなく、雑誌の広告や、電車の中の吊革広告からもデザインのヒントを得られます。
2. ペルソナを設定する
万人向けの広告はありません。
訴えたい相手がいるからこそ、その人に合った広告をつくることができます。
その広告の商品やサービスのターゲットは誰ですか?
ペルソナ設定をしてみましょう。
ペルソナは多くても3人ほどに絞るのがよいでしょう。
伝えたい相手が明確であるほど、訴求率の高い広告を作ることができるからです。
3. 訴えたい内容をまとめる
ターゲットとする性別や年齢層、職業の人たちが好きそうな「モノ」や「コト」を見つけることから始めましょう。
そのターゲット層に向けて発行されている雑誌を読んだり、その世代で話題となっていることを探してみてください。
彼らににひっかかるキャッチコピーや見せかたなどの「訴求ポイント」がどのようなものか調べてみましょう。
4. 見せかたのルールを知る
広告の見せ方のテクニックというのは存在します。
旅行や飲食系の広告であれば、宣伝したいものがどんなものであるかを写真を前面に出して訴えることで、見る人のイメージをかきたて、「行ってみたい」「食べてみたい」と行動を起こさせるきっかけをつくることができます。
美容系の広告であれば、キレイな写真を使うことで、それを使うとこんなにキレイになれるということをイメージさせることができます。
キャンペーン広告であれば、「どれだけお得か」という数字を強調すると伝わりやすいでしょう。
5. サイトとイメージを統一する
広告とリンク先のWebサイトの広告のイメージがマッチしていなければ、違和感を覚え、「あれ、なんか違うな」と閉じてしまう可能性があります。
そうならないように、リンク先のサイトに使われているメインカラーと同じ色をメインに使うことも大切です。
イメージを最大限に統一するために、広告からリンクした特設ページをつくる手段もあります。
6. コントラストをつけて目立たせる
どんなに良い広告でも、目立たなければ文章の中に埋もれてしまい、読んでもらえる機会が減ってしまいます。
それを防ぐためには、ある程度目立つ色を使わなければいけません。
このとき、広告全体をギラギラと目立たせるのではなく、バナーの中で背景色と文字色にコントラストをつけて、目立つように工夫してみましょう。
7. 読める広告ではなく、見える広告
訴求したい点が多いからといって、それをバナーの中に全部をつめこんではいけません。
伝えたいポイントを最小限にまとめて、一瞬見ただけで、それが何の広告かがわかるようにしましょう。
広告はわざわざ読もうとして時間をかけて見るものではなく、パッと目についたときに思わず見てしまうというものです。
ごちゃごちゃとしているためにメインメッセージが伝わらなくては、意味がありません。
バナー広告からアクションを起こさせる
理想的なバナー広告は、目に入ったとたん無視できなくなってしまい、押さなければいけないという衝動にかられる広告です。
ただ単に、たくさん押されればいいというものでもありません。
企業が見込み客として求めるユーザーをひきつけてクリックしてもらう必要があります。
リンク先のWebサイトでなにかしらのアクションを起こしたくなる広告を作れば、見込み客を呼び込むための最強のツールとなるでしょう。
参考:
10 design tips for more clickable banner ads By Rebecca Creger
How to design banner ads that people actually want to click
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