欲しい情報にすばやく出会える！キュレーションサイトの人気の秘密に迫る！

インターネット上で、あるカテゴリやトピックの情報またはコンテンツを集め、見やすく整理しながら、ユーザーに提供する「キュレーションサイト」が人気を集めています。スマートフォンアプリからでも、短時間で効率的に情報収集ができることから利用者が増えています。

今回は、いま話題のキュレーションサイトを紹介し、その人気の秘密に迫ります。

国内の代表的なキュレーションサービス

国内最大級の「NAVER（ネイバー）まとめ」

「LINE株式会社」が2009年よりはじめたキュレーションサイト「NAVER（ネイバー）まとめ」は、ユーザー自身が「まとめ」を作り、アクセス数に応じて、広告収入を得られる仕組みとなっています。

同社は、月間約12億2800万ページビュー（PV）、4100万ユニークユーザーというWebキュレーションサービスとしては最大級のアクセス数に達しました。そういわれてみると、何かを検索するとよく「NAVER（ネイバー）まとめ」がヒットすることが多くなったように思います。2013年にはヤフージャパンと提携し、今後もますます目にする機会が増えそうですね。

人気の秘密は、誰でもキュレーターになることができ、個性溢れるニッチな情報までも網羅しているというところにあります。キュレーターは、広告収入を得るために、旬なネタの記事を書いたり、記事のタイトルを工夫したりと、アクセスを増やす仕掛けを施しています。いつ見ても楽しめることから、ファンになったユーザーが何度も利用しているのではないでしょうか。

スマホアプリでユーザー数が拡大した「Antenna」

日本初のキュレーションマガジンとして2012年に登場した「Antenna」は、フォトマガジン形式のサイト。雑誌をめくるような感覚で、目に付いた記事を読めるのが特長となっています。お気に入りを登録し、まとめて一覧で表示することができるマイクリップブックを作成したり、興味のない配信先を排除したりと、自分だけのキュレーションサイトとしてカスタマイズすることもできます。

スタート時は思うようにユーザー数が伸びなかったものの、iPad版でブレイク。2013年Apple社が選ぶ「年間ベストアプリ～ニュースまとめ読み部門～」を受賞しました。そこからは口コミで、女性を中心にユーザー数が拡大したそうです。利用者数は170万人を突破し、提携メディア数が180を超えました。

人気の秘密は、使いやすさにあります。まず、スマートフォンなどの小さな画面から見ても、大きな写真がキレイに並んでいて、操作がとても簡単です。また、取り扱うメディアも厳選されたものばかりで、質の高い情報が集まっている印象を受けます。

キュレーションサイトを活用し、良質な情報を集めよう

キュレーションサイトの役割は、検索エンジンを利用してもすぐに見つけることができないようなコンテンツとの出会いの場を提供することといえます。また、求める情報をいちいち検索して探し出す必要もなく、まとまった情報が一度に見られるのもメリットといえますね。

多くのファンに支持されるキュレーションサイトは、ユーザーの多様化するニーズに対応するために、今後も形を変えながら進化していくことでしょう。

参考：
12億PVの「ネイバーまとめ」取り込む　ヤフー提携
今さら聞けない「キュレーションサービス」って？
2014年に『Antenna』は「ECサイト」も集約し、新たな買い物体験を狙う