- date
- 2024.10.17
組織の右腕として共創し、事業価値を社会に届けるrootの挑戦〜「Designship 2024」スポンサーセッションレポート〜

こんにちは!root採用広報担当です。
私たちrootは「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をビジョンに、組織の右腕として、共に事業価値を創り、育むデザインパートナーです。
顧客価値とビジネス価値を踏まえ、本来あるべき「事業価値」を生み出せる組織と事業を増やすことを目指し、プロダクト開発やデザイン実践のノウハウを提供し共創しながら、事業の組成と自走できるデザイン組織の体制構築を支援しています。
rootは、先日の10月12日、13日の2日間にわたって開催された日本最大級のデザインカンファレンス「Designship 2024」に、昨年に続き2度目のPLATINUMスポンサーとして協賛しました。
今年は、スポンサー各社のブース出展に加え、2日間で80以上のトークセッションが行われ、「キーノートセッション」をはじめ、3つのデザインテーマから登壇者ならではの物語に迫る「公募セッション」、スポンサー企業各社による「スポンサーセッション」、そして「パネルディスカッション」がありました。
4回目の参加となる今回は、ブース出展に加えて、2つのスポンサーセッションとパネルディスカッションに登壇させていただきました。
そこで、今回の記事では、CEOの西村とデザインマネージャー兼デザインプログラムマネージャーの佐藤がそれぞれ登壇した、スポンサーセッションの様子をお伝えしたいと思います。
目次
今年開催されたDesignship
Designshipは、“広がりすぎたデザインを、接続する。” がコンセプト。最前線のデザインを学び、第一線のデザイナーと語り合う、デザインの祭典であり、様々な業界から様々なデザインに携わる2,000名弱の方々が、東京ミッドタウンに集結しました。
当日のみならず、準備段階から社外も含め多くの方々と共創し、2日間のイベントを走り抜けることができました。会場でrootのブースにお越しいただいた方、登壇をご視聴いただいた方、お会いできたすべての皆さまと貴重な経験ができたことをとても嬉しく思います。
そして、Designshipを運営してくださったスタッフのみなさま、最後までサポートいただきありがとうございました。

rootのブースには2日間で合計400名以上の方にお越しいただき、「どんな未来づくりに挑戦しますか?」の問いに対する皆さんの考えをお聞きしました。それぞれの挑戦の葉を一つのボードに貼り、大きな木を育てることができました。
初日から想定を遥かに超える人数の方にご参加いただき、2日目のために急遽ステッカーを増刷させていただきました。
企画にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
それでは早速、登壇の内容についてお伝えしたいと思います。
【登壇者:CEO 西村】
テーマ:志ある事業の種を社会に開花させるための挑戦
rootは1日目の午後より、「志ある事業の種を社会に開花させるための挑戦」をテーマに、CEOの西村がスポンサーセッションに登壇しました。
ものづくりが好きだったデザイナーが、社会の課題を解決する大きな挑戦をしたいと思うようになったここまでの道のりについて、rootの創業から時系列で、過去、現在、これからを語りました。
この登壇は、デザイナーとしてのキャリアに漠然とした懸念がある方や、大きな挑戦をしたいけれど一歩踏み出せていない方へのメッセージとしています。

創業期の熱狂と失敗、新しい決断
rootは、制作会社でデザイナーとしてキャリアを歩んでいた西村がスタートアップ向けのピッチイベントに参加したことをきっかけに、2012年の11月に創業しました。
Webサービスを開発し、事業化に向けて挑戦をしていましたが、理想と現実のギャップは大きく、事業存続が難しい状態に陥り、大きな事業転換を迫られます。
西村は、先行きの見えない暗闇の中で、何のために起業したのか?本当に自分がやりたかったことは何なのか?を自身に問い、スタートアップ起業家として事業を立ち上げる側ではなく、デザイナーとしてデザインを通じて社会に価値を届けていく決断をしました。
そして、事業方針を大きく転換し、デザイン会社としての再スタートを切ることになります。

西村は、自身の創業経験を活かし、デザインからスタートアップの立ち上げや成長支援にフォーカスをしていく中で、1人のデザイナーとしての限界を実感します。
開発組織の内製化、デザインチームの組成、経験のないマネジメントに、リブランディングの再構築。拡大フェーズに連動したデザイン支援の壁にぶつかることで、デザインマネジメントの必要性を痛感しました。
同時に、同じ課題を抱えるスタートアップの多さに気づき、デザイン会社として再現性を持ち、この課題を解きにいくことを決断しました。
持続的な成長を支援できるエコシステムを作る
そして現在、西村の様々なスタートアップや新規事業の立ち上げ経験を活かし、事業の立ち上がりから成長過程を持続的に支援するモデルが生まれました。この支援モデルで、デザインプログラムマネジメントをはじめ、チームや組織に共創し、事業フェーズに応じた課題を解決します。

まず、クライアント組織への支援を通じ、その組織の中にあるデザインに対する理解や認識のギャップを埋め、組織としてデザインの活用を当たり前のものとする、デザイン浸透のアプローチを取ります。
さらに、rootを通じたデザイン人材のネットワークを構築することで、フルタイム、パートナーを含むデザイン人材にチームや組織として挑戦する機会を増やす取り組みをしています。
この支援モデルを西村はこのように語りました。
「クライアント支援を通じたデザイン環境へのアプローチと人材ネットワークを通じた挑戦機会の創出。この2つの環境を変えるエコシステムをひろげていくことが、事業の成長を通じデザインの価値を広げることに繋がると確信しています。」

これからの挑戦、より大きな価値を生み出すために
そして、登壇の最後を西村はこのように締めくくっています。
「当事者としてビジネス価値と顧客価値を踏まえ、本来あるべき事業価値を生み出していくためには、デザインの領域を拡張し、より多くのコトにデザインの力を活用していく必要があります。
事業をポートフォリオにできるデザイン会社を作るためには、デザイナー自身がオーナーシップを持ち、事業に向き合っていくことが必要であり、一人ではできない挑戦を事業・組織として動かせる環境を作る必要があります。
私たちのビジョンである「Design Doing for More」は、その挑戦の先にある実現したい世界であり、組織の右腕として、共に事業価値を創り、育むデザインパートナーとして、大きな挑戦をし、このビジョンを実現したいと考えています。」
このセッションの資料は、こちらで公開をしています。よろしければあわせてご覧ください。
【登壇者:デザインマネージャー兼DPM 佐藤】
テーマ:ビジョン実現を加速させるデザインプログラムマネージャーの視座とキャリア
2日目のオープンステージのラストには、「ビジョン実現を加速させるデザインプログラムマネージャーの視座とキャリア」をテーマに、デザインマネージャー兼DPMの佐藤がスポンサーセッションに登壇しました。

新卒でSIerに入社しエンジニアとしてはたらく中で、よりユーザーに近い領域でのプロダクト開発に関心をもち、デザイナーに転身。プロダクトデザイナーとして成長に伸び悩んでいた中、デザインマネージャーそしてデザインプログラムマネージャーとなり、事業や組織のデザイン浸透を高めることに挑戦している佐藤の成長の転機になったのは、自社の採用活動に携わった経験でした。
その経験から、“ビジョンから自分のやるべきことを考える” という武器を手に入れ、マネジメントに挑戦するまでについてお話ししました。
この登壇は、Give精神があり、チームのためになりたいと思っているが、具体的にどのようなアクションを取ったらいいかわからず葛藤をしている方へのメッセージとしています。
プロダクトデザイナーになった頃の悩みと変化のきっかけ
プロダクトデザイナーになった頃の佐藤の悩みは、
「要件に応じてUIを作ることはできるが、+αの提案をしてほしいというフィードバックに対して何をすれば良いのかわからない。」「依頼や指示に応えるだけではなく、一歩踏み込んだ提案や実行をしたいが、具体的に何をすべきかわからない。」ということ。
この “何をすべきか分からない” 状況が続いていた中、自社の採用活動に従事したことをきっかけに、佐藤に変化が訪れます。

「採用活動とは、自社のVision・Mission・Valueにマッチする仲間を探し、Vision実現を最大化できるチームを作る手段であり、ただ能力がある人ではなく、実現したいビジョンの重なりを判断基準にビジョン実現を最大化できるチームを作っていくことが重要であると学びました。
チームはビジョンをコンパスとして進み、その一員が自分であるという考え方を理解したことで、向き合っている相手の顕在的に抱えている課題だけでなく、実現したいビジョンに目をむけることで、依頼指示に表面的に応えるだけでなく、より課題や解決策が見えるようになりました。
その結果、一歩踏み込んだ提案や実行ができるようになりました。」と、自身の変化について語りました。
DPMとしてデザイン浸透への挑戦
佐藤は、この “ビジョンからやるべきことを考える” という武器をクライアントワークにも応用し、DPMとして組織へのデザイン浸透に挑戦をしています。
「クライアントワークにおいても同じことであり、クライアントの事業・組織におけるビジョンとは何かを考え、そのビジョン実現に向けてアクションしていく。その初歩として相手のビジョンを理解することから始めています。
ビジョンを最大化するために、課題発見・課題解決を繰り返すことによって、できることが増え、デザイナー視点、顧客価値だけでなくビジネス価値の視点も加え、事業価値づくりの視点で課題解決ができるようになってきました。」

そして、登壇の最後を佐藤はこのように締めくくっています。
「rootのDPMが実現したいことは、ビジネス価値だけでなく顧客価値を含めた、本来あるべき事業価値を社会に届けるために、組織にデザインが浸透している状態をつくることであり、事業価値とそれを生み出す組織、両方に対してビジョンを描き、右腕の立場から実行していきます。
事業価値をつくるためには、様々なステークホルダーとの共創が必要となり、大きな挑戦となりますが、見えたビジョンにワクワクし、当事者意識高くGiverとして価値提供することで、一つでも多くの事業・組織にデザインを浸透させ、事業価値を社会に届けていけるよう、挑戦を続けたいと考えています。」
このセッションの資料は、こちらで公開をしています。よろしければあわせてご覧ください。
10月31日に虎ノ門オフィスでイベントを開催!
「Designship 2024」はオフライン・オンラインで開催され、大盛況のうちに幕を閉じ、rootのセッションも多くの方にご視聴いただきました。ありがとうございました!
多様な事業フェーズにおける事業課題をテーマに、今回の「Designship 2024」で語りきることのできなかった、各事業フェーズにおけるrootのデザイン支援の具体的な取り組みを紹介するイベントを開催します。
ビジネス価値だけでなく、顧客価値を含めた本来あるべき事業価値を社会に届けるために、組織にデザインが浸透している状態を目指すrootのDPM支援モデルの実態や、今ある役割に縛られず、当事者として事業価値づくりを牽引する、事業フェーズごとのDPMの挑戦についてCEO西村とDPMの岸と佐藤がお話しさせていただきます。
<イベントの詳細>
タイトル 組織の右腕として事業価値を共創するデザイナーの挑戦
日時 10月31日(木)19:00〜21:00
場所 Quest虎ノ門(本社オフィス)
組織の右腕として事業価値を共創するデザイナーの挑戦 (2024/10/31 19:00〜)
ご興味のある方は、ぜひ上記よりお申し込みくださいませ。ご参加お待ちしています!
※定員30名の抽選制です。
rootでは共にビジョン実現できる仲間を探しています!
私たちは、「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をビジョンに、様々なフェーズのクライアントの事業と組織の成長を共に実現するデザインパートナーです。
クライアント支援の立場から、個社での実践経験から得られたノウハウや課題を、組織的にナレッジとして束ね、支援する各社へ還元し、デザインの活動領域を個人から組織・事業へ広げ定着を促すことで、持続的な事業の成長にデザインが活かされる組織を増やしていきたいと思われる方!
共に、Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜を実現していきましょう!
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