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サイトの目的を確実に達成する、A/Bテストのポイント

「会員登録ボタンに記載するコピーを変えただけで、登録数がいっきに増えた」
「サイトのメインカラーを変更したら、アクセス数が伸びた」

ウェブデザイナーや、企業のサイト管理者であれば、こうした話を聞いたことがあるのではないでしょうか。ユーザーからコンバージョンを引き出すためには、サイトの使いやすさやデザイン性も大切ですが、ほんの小さな要素が大きな効果を上げることも少なくありません。

しかし、こうした効果は、実際にサイトを公開してみないと分からない部分もあり、結果を求められるデザイナーにとっては頭の痛い問題です。そんな時は、ユーザーの反応を見ながらデザインの検証を行うことができる、A/Bテストを試してみましょう。

より効果的なデザインを検証する

例えば、会員登録ボタンをデザインするときに、「会員登録する」と「参加する」のどちらのコピーがいいか迷った経験はないでしょうか。

A/Bテストはこのような場合に、AパターンとBパターンのデザインを用意し、どちらがよりコンバージョンにつながるかを検証する方法です。小さなことですが、「会員登録する」と「参加する」とでは、言葉から受ける印象が異なり、これがユーザーからのアクションを引き出せるかどうかを左右するポイントになることも少なくありません。

デザイナーやクライアントの経験則でコピーを選ぶのも、もちろん悪い方法ではありません。しかし、実際に公開されたページをユーザーに見せて統計を取ることで、より確実に効果を上げることができるでしょう。

せっかくのA/Bテストを無駄にしないための、3つのポイント

コンバージョンにつながるデザインをより効果的に検証できるA/Bテストも、プロセスを間違えてしまうと効果が半減してしまいます。実践する際には、以下の点に注意しましょう。

1. 必要なサンプル数を用意する

A/Bテストは、より効果のあるデザインを統計的に判断するものです。そのため、サンプル数が少ないと正確な判断はできません。

たとえば、サンプル数が5人のケースではAパターンのほうに優位性があると判断されても、10人に増やした場合はBパターンのほうに優位性があることもあるでしょう。こうしたブレをなくすためには、ある程度のサンプル数を用意することが必要になります。

2. 検証する要素以外の条件は全てそろえる

例えば、以下のようなテストは効果の検証が難しくなってしまいます。
・AパターンのデザインはPCサイト、Bパターンのデザインはモバイルサイトで検証する
・7月はAパターン、8月はBパターンのデザインを公開して検証する

このように、テストする端末や日付など他の要因が加わってしまうと、どちらのデザインに優位性があるのかを純粋に比較することができません。正確なデータを取るためにも、検証する要素以外の条件は全て揃えるようにしましょう。

3. A/Aテストも実施する

専用ソフトなどを利用してA/Bテストを行う場合、念のため、全く同じデザインを比較するA/Aテストも行っておきましょう。このテストで差が出てしまった場合には、ソフトが有効に機能しているかどうかを疑う必要があります。

ユーザーの視点でデザインを検証

A/Bテストの最大のメリットは、実際のサイトをユーザーに公開し、使い手の視点でデザインを見直すことができるところにあります。より効果の高いコピーやデザインをアップできるようテストを繰り返し、コンバージョンにつながるサイト作りを目指しましょう!

参考サイト:
23 Tips on How to A/B Test Like a Badass
Seven A/B testing mistakes you need to stop making in 2013

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