- date
- 2014.04.06
これからのウェブデザインの変化を大予測!!
スマートフォンやタブレットなど、新しいデバイスの登場により、ウェブデザインの考え方は大きく変わってきました。これらポータブルデバイスは、従来のパソコンとは画面サイズも操作方法も大きく異なります。デザインする際には、画面の設計そのものを見直し、専用のUIを再構築する必要があるでしょう。
このように、ハードが変わっていくことは、ウェブサイトの制作方法が変化することでもあります。それでは今後、ウェブの制作現場は、どのような変化を求められるようになるのでしょうか。
目次
2014年以降のウェブデザインはこう変わる
1.「:hover」が使われなくなる
オンマウス時のスタイルシートを定義することができる「:hover」は、特にリンクボタンに対して常用されてきました。文字色や透過性を変えたり、画像をわずかにずらしたりできるため、擬似的にボタンを押したような効果を得ることができます。
しかしタッチスクリーンのデバイスでは、そもそもマウスポインタが存在しないため、「:hover」に対応することはできなくなってしまうでしょう。
2.jQueryはシェアを失う
複雑になりがちなJavaScriptの記述を簡略化し、少ないコードでリッチコンテンツを実現できるjQueryは、現在でも多くのデベロッパーに愛されるツールのひとつです。しかしモバイルサイトにおいて、ロードしなければならないjQueryの容量は小さなものではありません。サイトの内容によっては、素のvanilla JavaScriptのほうが、結果としてロード時間が短いこともあるでしょう。
もちろん、ハードが変わったからといってjQueryの有用性がすぐに失われるわけではありません。ウェブデザイナーはvanilla JavaScriptと常に比較して、どちらが適しているかを、サイトごとに判断する必要があります。
3.リッチコンテンツが見直される
ウェブサイトを重くするという理由から、Flashを多用したリッチコンテンツは敬遠されてきました。しかし、近年登場したhtml5とDart言語を組み合わせることで、Flashのような効果を持つサイトを実現できるようになっています。ロード時間の短縮という問題が解決されれば、リッチコンテンツが見直される可能性は十分にあるでしょう。
新しいデバイスの登場で、さらなる変化を求められる
ウェブを取り巻く環境は常に変化し続けています。つい最近までスタンダードだった制作方法が、数ヶ月の間に古い手法になってしまうのは、珍しいことではないでしょう。また、近年ではタッチパネル式デバイスのほか、腕時計型や眼鏡型といった、ウェアラブルデバイスも登場してきています。こうしたデバイスに対応するため、ウェブサイトの制作現場がさらに大きく変わることも十分に予測されます。
ウェブデザイナーは、新しいハードウェアを常にチェックし、どのような変化が起こりえるか、注視していく必要があるでしょう。
参考サイト:
7 web design trends you’ll actually see this year (and how to survive them)
cssの:hoverの色々な使い方
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