- date
- 2019.06.21
【結論】会話の生まれるオフィスをめざして実験してみた結果【weworkへ】
組織を構成するメンバー同士の信頼関係は、働きやすさにつながる要因の一つです。
ただ、自然と信頼が構築されるのを待つだけでは、不十分です。個人と個人、あるいはチームとしての人間関係を築くための適切な場や関わり方にrootは力を入れています。その中で、コミュニケーションの量と質、双方にアプローチするため、rootではオフィス環境を使った実験を繰り返しています
rootは現在末広町にオフィスを構えつつ、2019年の4月より神保町のWeWorkをサテライトオフィスとして試験運用しています。
この記事では、ここ1年ほどでrootがトライ&エラーを繰り返してきたオフィス環境の変化がメンバーのコミュニケーションにどのような影響を与えたのかをご紹介します。
目次
レイアウト変更で会話に”巻き込まれやすい”環境を作る
まずは、末広町に構えているオフィスでの取り組みです。オフィスに移転した当初は、メンバーの机は全て壁や窓の方を向いており、背中合わせで仕事をしていました。
レイアウト変更前
そのため、メンバー間での雑談やちょっとした相談が生まれづらく、皆が集まっているのに、まるで塾の自習室のように緊張感が漂い、もくもくと作業をする場所になっていました。
しかし、知見の共有や悩みの相談が自然と行われた方が、全体の生産性があがることは明白です。そこで机を全て中央に集め、お互いの顔が見えるように配置を変更しました。
レイアウト変更後
結果、二者間の会話の内容が他のメンバーの耳にも入るようになり、興味のある話題であれば会話に入りやすい状況が生まれました。会話量が増えることで、雑談もしやすくなり「オフィスに来ることが楽しくなった」というメンバーも。
会話の中で出てきたアイデアが聞こえることで、自然と知見が共有されるようにもなったのも、一社員としては嬉しいポイントです。
WeWork入居の決め手は”小さく仮説検証”ができるから
サテライトオフィスをWeWorkへ試験的に構えているのは、入退去の契約や準備がオフィスを一つ構えるよりも簡単。かつ、フリースペースやプライベートルームなど用途の異なる空間が混在する場で働いたらどうなるかを、小さく検証したかったからです。
フリースペースでもくもくと作業
プライベートルームでレビュー会
代表も参加!
実際、WeWorkでは、メンバー間のコミュニケーションの頻度が増え、それに伴い信頼関係も強くなりました。その理由は会話の種が生まれやすいWeWorkの環境が関係しています。
まず構造上の特徴として、エントランスがカウンタースペースになっていて、休憩のタイミングが被ると自然と会話が発生する点です。「ちょっとコーヒーを飲みに」と立ち寄ると、結構な頻度でメンバーと遭遇します。
カウンタースペースでの会話
また、WeWorkではイベントも数多く開催されています。例えば、新しい入居企業のための交流会や朝食会などです。そうしたイベントはメンバー同士が気軽に話しかけるきっかけとして機能しています。
ホリスティックにコミュニケーションを活性化させ、働きやすい組織を目指す
今もまだ実験の中ではありますが、オフィス環境の整備をはじめ、以前紹介したDropbox Paperを使った取り組みや次回ご紹介する社員合宿など、rootではコミュニケーションの量と質を高める取り組みを徐々に増やしてきています。
また、オフラインのコミュニケーションが活発になることで、オンラインのコミュニケーションも活発になるという相乗効果も徐々に現れてきています。
一人ひとり得意とする専門分野が異なり、実務では個人ワークが多いroot。だからこそ普段のコミュニケーションを活発にし、メンバー間の信頼関係を構築するだけでなく、お互いのスキルを活かし合える環境づくりが大切です。今後も実験をしながら、rootらしい働き方を目指していきます。
rootでは一緒に働く仲間を募集しています。
ミッションを実現するため共に事業を拡大していく仲間を募集しています。創業まもないスタートアップや大手企業の新規事業の立ち上げから成長過程を支援することで、事業成長のステージにあわせたデザインスキルとノウハウと身につけることができます。