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ライティングからビジネスモデルまで デザイナーとしての幅が広がる本4選

UI/UXデザイン

rootでは、メンバーが仕事において最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、日頃から成長を加速させるような機会や環境を組織として積極的に提供しています。
その中のひとつの取り組みとして、月に一度メンバー全員で本屋に足を運び、各々に本を選んでもらい購入する機会を設けています。実際に本屋に足を運ぶことで関心や興味の幅が広がったり、新たな発見を得ることができます。今月は新型コロナウイルスの影響もあり、メンバーのリクエストをもとにオンラインでの書籍購入となりました。

今回は、ライティングやビジネスモデルなど、デザイナーとしての幅が広がる本が多く集まりました。UX向上のためにマイクロコピーを考えたり、プロダクトがグロースしていけるよう、ビジネスモデルへのアプローチを検討するなどと、デザイナーとして領域を横断して柔軟に動く姿勢が必要とされます。
そこで、rootメンバーがデザイナーとしての幅を広げるために、日々どのような本を読んでいるかをご紹介します。

前回のオススメ本紹介記事はこちら
rootメンバーが選ぶ 理論と実践をテーマとした本5選

20歳の自分に受けさせたい文章講義

20歳の自分に受けさせたい文章講義
著者:古賀 史健

大ベストセラー『嫌われる勇気』などを手掛けたライター 古賀 史健さんが現場で15年かけて蓄積した「書く技術」のノウハウや哲学が綴られた一冊。文章の基本的な書き方から、文章や言葉となぜ向き合う必要があるのかなど、技術面と哲学面の双方の切り口で言及されています。HowとWhyがセットで述べられているので腹落ちしやすく、すぐにでも実務で活かせます。ライターや編集者に限らず、言葉を扱う全ての方に読んでいただきたい本です。

本書自体の文章構成がとてもわかりやすく、吸い込まれるように読んでいました。図やイラストなどはないものの、読者に伝わりやすい表現や言い回しが随所に施されていて、本書内の文章表現からも学ばさせてもらう表現や技法がいくつもありました。 小さい頃から読書感想文やSNSなどに触れてきた身としては、文章なんてさほど難しいものでは無いだろうと自負していた面があったがゆえに、本書を読んで衝撃を受けました。「書く」という行為の奥深さや重要性を改めて実感することができました。書くことに対して苦手意識がある方はぜひ本書を手にとって見てください。

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織
著者:マシュー・サイド

医療ミス、飛行機事故から、ついてしまいがちな小さなウソまで、様々なスケールから失敗を分析し、その本質に迫る本。失敗はどのような理由で起きるのか、どうすればそれを防ぐことができるのかについても触れられていますが、とりわけ失敗をどう判断し、そこからどうやって学びを得るのかに重点が置かれています。

本書では失敗にまつわる概念や考え方がいくつも紹介されていますが、なかでも、失敗の判断方法について、見に見えていない情報を見逃さないようにする、という話には膝を打ちました。例えばアンケートの結果を読むときには、アンケートに答えていないのはどのような人なのかを見逃しがちです。人間は目の前の情報や自分の認識をを都合よく変えて、それが現実であるかのように振る舞いがちです。ときおりこの本をめくって、そのことを思い出すようにしたいと思います。

ウイルスの意味論 生命の定義を超えた存在

ウイルスの意味論 生命の定義を超えた存在
著者:山内一也

ウイルス研究と予防医学の第一人者の山内一也氏によって書かれたウイルスについての本です。専門的な知識がない人にもわかりやすく平易な言葉で解説されているため、ウイルスの振る舞いや特異性がとてもイメージしやすい形で読むことができます。ウイルスは病原体として非常に強い感染力をもち、人や動物に大きなダメージを与えるためネガティブな印象を持ちますが、その増殖の過程や振る舞いはとても不思議で謎に包まれています。ウイルスは地球上に最も古くからあるとされ、お互いにコミュニケーションを取ることもあり、我々のゲノムの中に組み込まれ生きるのに欠かせない要素となっており、超高温超高圧でも死なない種もあるという非常に不思議で豊かな生態です。また本書はウイルスの振る舞いや生き様を通じて浮き彫りになる「生命とはなにか」の定義も取り扱います。ウイルスの特異な振る舞いや生き様が生命を捉える枠組みを押し広げ、生命の進化の過程という壮大なスケールを感じさせることでしょう。

ウイルス感染症が大流行する中、「そもそもウイルスってなんだっけ」という疑問から手にとった本でした。本書はウイルス感染症の対策本ではないのですが、ウイルスの生態の不思議さやバリエーション、いかに古くから存在するかについて非常にロマンが掻き立てられます。ウイルスは生命と物質の境目にありながら、ギリギリ生命と定義されている生き物です。それを研究するということは「生命とは何か」という定義や我々の認識の枠組みを拡張していくということを意味します。観察と分析・分類から考察し仮説を立て、普遍的なルールを見つけていくという研究者の思考のプロセスは、デザインのプロセスでも同じやり方が通用すると思いますので非常に刺激になる一冊です。

売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放

売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放
著者:中村朱美

京都のステーキ丼専門店「佰食屋」の経営と働き方が書かれている本です。『売上を、減らそう』というタイトル通り、この「佰食屋」は1日100食限定とサービスを極限に絞り、わずか3時間半という飲食業にしては非常に短い営業時間が特徴のお店です。それにもかかわらずお店は連日大盛況で、「佰食屋 すき焼き専科」「佰食屋 肉寿司専科」「佰食屋 1/2」と他店舗展開まで行っています。 売上を減らすという斬新な経営のもと、なぜ会社の利益と社員の働きやすさが両立できるのか?「佰食屋」の現場から経営、著者であり経営者の中村さんの思いまでがわかりやすい言葉で具体的に書かれています。

売上を減らしてどうやって利益を生むの?という率直な疑問のもと「佰食屋」の経営の裏側を見たく手にとったのですが、本書を読んでみて、経営術というよりも働き方に関して深く考えさせられる一冊でした。 「何のために働くのか?自分の人生を考えたときに、どう働きたいのか?」から逆算して経営や採用、商品開発に落とした結果、生まれた一連の効果が書かれている部分が印象的でした。 コロナウイルスの影響で働き方の変革に拍車がかかっている今、どんな働き方をすべきなのか?なぜ働くのか?を深く考えることは非常に重要であると思っています。 そんな今だからこそ、すべての働く人に読んで欲しい一冊です。 著者の経験や思いが中心になっているためか、わかりやすく読みやすい文章でした。

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