root
1,717 views

知らないと損をする!クライアントが採用したくなるプレゼンテーションのコツ

デザインを受注する前に立ちはだかる難関、プレゼンテーション(以下、プレゼン)。避けて通れない道とはいえ、できることなら簡単にパスする方法はないものかと、誰もが考えていることでしょう。

残念ながら、100%採用されるプレゼン術というものはありません。しかし、いくつかのポイントに気をつけることで、担当者の食いつきを変えることはできます。ここでご紹介するコツを参考に、クライアントが採用したくなるプレゼンを目指しましょう!

デザインは企画から説明する

「それではプレゼンを始めます。まずはデザイン案から……」
「あ、ウチの社長、黄色嫌いなんだよね。悪いけど全体的に再考してくれる?」

このように、デザインありきでプレゼンを進めるディレクターもいますが、よほどの戦略がない限り、おすすめできる方法ではありません。もし、提案するデザイン案がクライアントの好みに合っていなかったり、イメージしていたものと違っていたりした場合、プレゼンの間ずっと「なんか違う……」という印象を持たれてしまいます。この印象をくつがえすのは簡単なことではありません。

そうならないためにも、まずは企画の内容を説明するのがいいでしょう。デザインは、その企画を実現するためのツールという位置づけで説明できれば、多少クライアントのイメージと違っていても、納得してもらいやすくなります。

見積もりは費用対効果を説明する

「見積もり高くない? デザイン料50ページ分って、全部同じフォーマットでしょ?」
「えっと、それはコーディングという作業が……」

提案した見積もりがそのまま通る、などというのは非常にまれなこと。大抵の場合、上記のようなやり取りを経て、落としどころを探ることになるでしょう。もちろん、クライアントが見積もり金額を気にするのは当然のこと。こちらとしても根拠を提示し、納得できるまで話し合うべきでしょう。しかし、その場合でも、見積もり金額の理由だけを説明していると「高いけど……まあ仕方ないのかな」というネガティブな印象ばかりが残ってしまいます。

せっかく金額の話ができるのであれば、サイトを作ることによって節約できる経費や、見込み客数、利益などを資料に落とし込み、「このサイトによって御社が得られる利益はこれだけです。だから高くありません!」と付け加えてみましょう。こうした費用対効果を説明できる資料があると、クライアント担当者も上司からの決裁を得やすいのではないでしょうか。

クライアントの求めるゴールから、企画を練る

「ウチのサイトに合う企画、なんか考えてプレゼンしてよ」
「わかりました、それでは後日お持ちします」

クライアントによっては、こんな無茶振りをされることもあるかもしれません。しかし、昔からの付き合いがあり、内状まで分かっているならともかく、新規のクライアントに対して「なんか考える」では、企画の方向性すら定まりません。これではいい提案ができるはずもないでしょう。

そもそも、企画やデザインは、なんらかの目的を達成するために作るもの。目的もなく無駄なサイトを作ることのないよう、クライアントには、サイトを作る理由や現状の問題点などをしっかりヒアリングしておきましょう。

選ばれる秘訣は3つだけ!

クライアントに選ばれる秘訣は、それほど難しいものではありません。企画がクライアントの問題を解決するものであり、デザインが企画や企業イメージと合致していること。それでいて、見積もりがクライアントの理解を得られる妥当なものである。この3点の条件をしっかり満たしていれば、採用される可能性をぐっと引き上げることができるでしょう。

せっかく考えた渾身のデザイン案を一瞬でフイにされないよう、プレゼンにはしっかりと準備をして臨みましょう!

参考サイト:
9 Of The Best Ways To Present A Website To A Client
5 tips on how to prepare a design presentation

 新規事業・UXデザインのことなら私たちにご相談ください。

私たちは事業戦略に応じたプロダクトデザイン戦略策定からUXデザイン、人間中心設計に基づいたデザイン手法を実行することで事業の立ち上がりから成長までの過程を支援します。サービス開発、UXデザインのことでお困りの方は、rootまで気軽にご相談ください。

root

公式アカウント

root

公式アカウント

「芯を問い、成長に貢献する」をミッションに事業戦略に応じたプロダクトデザイン戦略の立案からUXデザイン、人間中心設計に基づいたデザイン手法を実行することで事業の立ち上がりから成長までの過程を支援します。

SNSをフォローする

人気の記事

問い合わせ

プロジェクトに関するご相談やお見積依頼はこちらからご連絡ください。社内で検討されたい方のために事業紹介をまとめた資料をお送りすることも可能です。

採用情報

rootのカルチャーに興味があり一緒に働きたいとお考えの方はこちらをご覧ください。正社員、パートナー、インターン等雇用形態に限らず受け付けております。