- date
- 2014.01.08
Google、mixi、Facebookの働きたくなるクリエイティブオフィス
パーティションで区切られた空間の中に机が整然と並んでいて、そこで黙々と仕事をしている、なんていうのはもう昔の話。最近ではIT企業を中心に、遊び心あふれる斬新なオフィスを設計しているところが多く見られます。
中には「これがホントにオフィスなの?」と驚くようなものも少なくありません。誰もが働いてみたくなる、クリエイティブなオフィスを紹介します。
目次
気になるIT企業の先鋭的オフィス
1.Google
最初は、おなじみのGoogle社です。ホームページによると世界中に70以上のオフィスがありますが、どれひとつとして同じオフィスはないとのこと。
例えば、スイスのオフィスには、スキーのゴンドラを改造した個室があったり、日本のオフィスには銭湯を模したタイルばりのミーティングスペースがあったりと、国ごとの土地柄や文化を生かしながらそれぞれが独自のオフィスを作り出しているようです。
オフィスの雰囲気やデザインはそれぞれ違いますが、その基幹となるコンセプトは共通しています。それは「社員がストレスなく過ごせる空間である」です。
仕事で疲れた心身をリフレッシュするためのマッサージルームやビリヤード、テレビゲーム、ピアノまで用意されているオフィスもあります。また、社員が三食いつでも無料で利用できる食堂があったり、ブレインストーミングに使えるホワイトボードが社内のいたるところに設置されているなど、まさに仕事にも遊びにも集中できるオフィスといえます。
2.mixi
2013年3月に渋谷に移転したミクシィのオフィスは、社員同伴であれば誰でも立ち入ることのできるバーラウンジやコラボレーションスペースが特徴です。日本の企業らしく畳のスペースがあったり、ダーツやビリヤード、アルコールまで用意されていたりと、スタッフがリラックスして仕事ができるように配慮されています。
また、素材の質感にこだわって設計されているのも大きなポイントです。エントランスは経年の変化が出るように板張りの床を採用し、ミーディングスペースの鉄製ドアも触った部分から錆が出るような素材をあえて使っています。数年後、オフィスがどう変化していくかが楽しみな作りが特徴です。
3.Facebook
Facebookのオフィスは、吹き抜けで、見通しのいい空間が特徴です。同社が掲げる「世界をもっとオープンにつなげる」というミッションが表す通り、社内の人同士のつながりやすさが感じられるオフィスです。
ここでも社内のキッチンにはコーヒーやお弁当など様々な食べ物が無料で提供されています。こういったスペースがあるとランチタイムには自然と人が集まりますから、アイデアの共有もスムーズにいくかもしれません。
そして、もうひとつFacebook社を端的に表すものがメンローパークオフィスと東京オフィスにあります。それは、天井の一部を抜き、ダクトなどが見える状態にして、未完成を強調していることです。理由は、「まだFacebookは未完成である」という思想です。未完成だからこそ進化を続けるという意味が込められています。
優れたクリエイティビティを生み出す空間
どのオフィスにも共通しているのは、「優れたクリエイティビティは、遊び心のある空間から生まれる」という理念を持っていることです。デスクとモニターが並んでいるだけの堅苦しいスペースよりも、オフィス空間そのものから常に刺激を受け続けることが良いインスピレーションを生み出す秘訣になると考えられているようです。こんなオフィスでのびのびと働けるなら、転職を考える気持ちもわかりますね。
参考サイト:
画像: photo credit: Matt Biddulph via photopin cc
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