- date
- 2025.08.08
アウトプットだけではないアウトカムの創出への責任と組織やプロダクトへの愛着
〜組織の右腕となるプロアクティブなデザインチームとは?rootラジオレポートVol.5〜

こんにちは!root採用広報担当です。
私たちは「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をビジョンに、組織の右腕として、共に事業価値を創り、育むデザインパートナーです。
rootのデザイン支援モデルは、クライアントワークを通じ支援する組織・事業に対して共に事業価値を創り、育むための支援体系を構築しています。
事業の立ち上がりや成長段階に関わることの多いrootだからこそ、事業の形がまだ定まっていないフェーズから、本来あるべき事業価値の創造を共に行い組織と事業の成長を目指しています。
目次
rootラジオとは?
社内でオンエアしているrootラジオを、ブログの連載企画として記事化しています。
冒頭で記載の通り、rootは、クライアント組織の右腕となるデザインパートナーとして、事業価値を創り・育んでいる中、
”rootラジオ”では、rootがクライアント組織の右腕となるデザインパートナーとして目指すことや、そのプロセスで起きるあれこれを、毎回トークテーマの中からゲスト(社内メンバー)とゆるく語り、その内容を社内で放送することで、それぞれに問いを立てていこうという企画になります。
また、rootはハイブリッド組織であり、現在は、オフィスでのコミュニケーションや関係値構築をセットで組織づくりを進めているフェーズです。
業務委託(rootでは、コラボレーターと呼んでいます)の方々はリモートのジョインが中心になるので、今社内でホットな情報や、組織の理解を深めてもらうためにも、ぜひ、聴いてもらればなと始めた放送でもあります。
ラジオで出てくる「問い」をぜひ、社内の皆が現場や日々の中で、引き続き考えたり、皆で話したり考えてほしいと考えています!
今回はシリーズ3「組織の右腕となるプロアクティブなデザインチームとは?」について、2つのテーマに分けて、お話ししていきます。
各テーマの最初では、5個ほどあるトークテーマからルーレットを回し、その場で決まったテーマからお話ししていく企画になっています。
今回のゲスト紹介
今回は、ラジオ放送の第7回の様子を記事にしていきます。
シリーズ3の初回ゲストには、root プロダクトデザイナーなーやん(納谷)(※)を迎えお送りしました。
※納谷早瑛(なや さえ)
rootのプロダクトデザイナー。不動産系スタートアップでデザイナーキャリアをスタート。「事業成長に貢献できるデザイナー」としてより成長できる環境を求めて、2023年8月よりrootにジョイン。入社後は、toC向けアプリのスタートアップや、大企業のtoB向けプロダクトのプロジェクトなど、様々なフェーズ、規模のクライアントのデザイン支援に携わる。志を持って挑戦する人を後押しすることで、価値あるプロダクトで幸せを感じられる人を増やしていきたいと考えている。
(本ラジオのパーソナリティは、サービスディベロップメント兼HR・コーポレートセクションの管掌ジェネラルマネージャーである籔田が担当)
では、rootラジオレポート Vol.5はこちらです!
アウトカムを意識した行動変容や、クライアントを自分ゴトにする具体的なアクション など、rootの実践を通じたリアルな問いや視点が詰まった内容になっていますので、ぜひ、ご覧ください!
放送内容
テーマ1:クライアントやサビデブPJTを通して、チームでアウトカムを生み出していくために、どんなことが楽しくて、どんなことが難しいですか?
籔田: それでは、ルーレットで決まったテーマから話していきましょう!3番のテーマが当たりましたね。クライアントやサービスディベロップメントプロジェクトを通して、
チームでアウトカムを生み出していくためにどんなことが楽しくて、どんなことが難しいですか、というテーマです。
まず、アウトカムを意識し始めたきっかけから聞かせてもらえますか?
なーやん: そうですね。アウトカムを意識し始めたのは、サービスディベロップメントPJTのOC(オフィスコミュニケーション)(※)PJTの時で、結構最近なんですよね。笑
※OC(オフィスコミュニケーション)PJTとは:rootの組織は、サービスでありプロダクトそのものとし、全員での組織づくりを目指し活動しているサービスディベロップメントPJT活動の1つ。rootメンバーが、自発的に目的を設定して行動できることで、より「相手を理解するために自ら動く」ことを体現できている状態を目指し、社内コミュニケーション活性化を目的としたPJTとして発足。
籔田: おお、結構最近なんだ!笑
なーやん: はい、その中で、どうやったら目的達成のためにメンバーが自主的に動いてもらえるかを考えるようになりました。施策を考えて、実行していく、これがアウトプットだと思うんですけど、それだけじゃあ意味がなくて。
メンバーの目的設定の中で何が課題なのかをヒアリングしたり、日常の中で観察したりして、場を作っただけじゃなくて呼びかけたり、PJTの「アウトカム」に対して何が必要か、課題かをを考えて色々とアクションをとれたことが、アウトカムを意識したポイントになるかなと思っています。
籔田: なるほど。OC PJTの場合はゴールをOKRという形で明確にしているので、ただ、施策をやる=アウトプットを出すだけじゃそのゴールにはたどり着けないなと思って、アウトカムに向けて必要なことをなんでもやっていく!ということの重要性に気づいたということですね。
デザインパートナープロジェクト(※)でも同じことは起こっていると思うんですけど、なぜOC PJTだったら気づけたんでしょう?
※デザインパートナープロジェクト:クライアントワークサービスに対する社内呼称
なーやん: クライアントとのプロジェクトの場合、デザインは依頼として切り出されていることも多い。私はrootでは、チームでアサインされている中で、デザインマネージャーが切り出してくれていることもあるのですが、前職の事業会社でもこれは同じで、デザイナーは、アウトプットを切り出されて任されること、そこでの専門性を求められることが多いと思います。
アウトプットでクライアントの期待値を満たせてしまっていることが多いんですよね。だから、アウトカムまで見ていくことが難しいこともあるのかなと思います。
OC PJTの活動を経て、デザインパートナーPJTでも解像度が上がってきました。
籔田: 自分がオーナーシップを持ってやれたことも大きいですよね。楽しかったことはどんなことですか?
なーやん: やっぱりアウトカムを生み出せた時が一番楽しいなと思います!その中でも、プロセスで、課題の原因を掘り下げるアクションを取れていた時、仮説が見つかってきた時はすごく楽しいです。
チームが同じ方向に向かって、それぞれ役割を果たしながら進んでいる時、能動的に動けている時って本当に楽しいなって思います。
籔田: 逆に難しい時はどういうところが難しいですか?
なーやん: デザインパートナープロジェクトでは、共通認識を持てていないメンバーがいる時に、どのようにしてその相手とアウトカムを出すために同じ方向に向いてもらうのかが難しいですね。アウトプットでいいと思っている人に対して、アウトカムに目を向けてもらうことまで伝えるのは結構難しいなと感じました。
リスナーからの質問
籔田: さて、ここで、リスナーから質問を頂いています!
質問: 「アウトカムを意識するようになってから、アウトプットを出す際の自分の行動で具体的に変わったことはありますか?」
なーやん:ありますね!私、アウトプットを、完璧に1から10まで全部丁寧にやりたい派だったんですけど、アウトカムを考えたら、全部丁寧にやることが全てじゃないと気づきました。このアウトカムを出すために必要なアウトプットは何か?という要点を考えるようになったのは、具体的に変わったことかなと思います!
テーマ2:クライアントワークで重要な相手視点と当事者意識。対クライアントにどんなことを気を付けていますか?また、クライアントのことを自分ゴトにするとは、なーやんにとって具体的にどういうことですか?
籔田: 次のテーマは、クライアントワークで重要な相手視点と当事者意識についてですね。まず相手視点から、対クライアントに相手視点を持つために、どんなことに気を付けたりアクションを取っていますか?
なーやん: 私が向き合う相手は自分よりもレイヤーが高い人と向き合うことが多いんです。PdMとかマネージャーとか。
なので、自分の役割・責任の中で、相手任せにしていることはないかを常に探すことに気を付けています。相手がしなくてもいいことや、自分で動いたら解決できるようなことは自分でやろうと思っています。
籔田: 確かに、なーやんと仕事をしていると、基本的に何もしなくてもやっといてくれるという感じがします!笑
提案して承認をもらわなきゃいけないものと、自分で判断して動かなきゃいけないもの、それぞれの理解をちゃんとしてアクションがとれているなといつも思います。
当事者意識については、クライアントのことを自分ゴトにするって具体的にどういうものがありますかね?
なーやん: 今日はこれを本当に言いたくて!(笑)
一緒につくっているプロダクトを好きになること、プロダクトのファンになることが、私は得意な方だなと思っていて。それが自分ゴトにするというところの、第一歩になっているんじゃないかなと思います。
籔田: だねー!なーやんは、プロダクトを好きになるために、何かしていることはありますか?
なーやん: 私は、プロダクトが世の中にどんな価値を与えて、どんなインパクトを与えているかというところにすごく胸が熱くなるタイプなんです。このプロダクトが他のプロダクトに比べてこんなことが優れているとか、プロダクトがどんな風に世の中を変えていけるのかとか、その先にユーザーがこんな風に便利になっているんだなというところを想像するとワクワクしますし、それがプロダクトデザインをやる原動力になっていますね!
籔田: 他に自分ゴトにするためにやっていることはありますか?
なーやん: その企業の社員になったんだと思ってはたらいている、というのはあるかもしれないですね。
よくその組織ではどんな人がどういう風に動いているかという情報を積極的に知れるようアクションをとっています。自分がその企業の社員だったら、知らないと動けないかなと思うので。
Slackを読んだりして情報をキャッチアップすることには気を付けていますね。
籔田: リモートワークの中では、Slackって色々起きていることが見える重要なツールですよね。自分から情報を取りに行くということはとても大切だと思います。役に立つかどうかわからない情報も取りに行くことで、行間から空気感やカルチャーを読み取ったり、この人はこういう人なのかなと仮説を立てたりすることもできますからね。
リスナーからの声
🗣️「「自分の役割責任の中にあるものについて、相手任せにしない」というのが難しいなと感じてます。なーやんは、どうやって上手になったのだと、振り返って思いますか?」と言った質問や、
🗣️「過去やりとりしたことから、勝手にやっとこ〜というものと、これは相談しないと無理だなというものを判断してくれている点が、なーやんの素敵なポイントで、ピカイチな点だと思う!」といった声。
🗣️「クライアントよりサービスを愛している感が伝わってくることは、周りにいる僕も感じます! 」といった声。
が挙がり、それぞれのパートでリアルタイムに色々な声が上がっていました。
籔田:では、早いもので、そろそろ番組も終わりの時間となってきました。
rootラジオでの「問い」の時間は一旦ここまでですが、
明日以降、みんなが現場で色々な良い「問い」を持って、クライアントに向き合ったり、ステークホルダーに向き合ったりして欲しいなと思っております!
では、また来週この時間にお目にかかりたいと思います。さようなら!
おわりに
今回のrootラジオVol.7では、”組織の右腕となるプロアクティブなデザインチームとは?”シリーズの初回として、第7回の放送内容をまとめ、2つのテーマを通じて議論を深めました。
アウトカムを意識した行動変容や、クライアントを自分ゴトする具体的なアクションなど、プロアクティブなデザインパートナーとしての視点や実践例が多く語られました。
次回のラジオ記事でも、「組織の右腕となるプロアクティブなデザインチームとは?」シリーズをお届けします。
rootの色々なメンバーをゲストに、プロアクティブなデザインパートナーとして、各ステークホルダーにどう向き合い、どんな体現やアクションを目指すのか?今回話題に上がったプロアクティブさ(主体性)の具体をさらに深掘りしていきますので、ぜひお楽しみに!!
rootでは共にビジョン実現できる仲間を探しています!
私たちは、「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をビジョンに、様々なフェーズのクライアントの事業と組織の成長を共に実現するデザインパートナーです。
クライアント支援の立場から、個社での実践経験から得られたノウハウや課題を、組織的にナレッジとして束ね、支援する各社へ還元し、デザインの活動領域を個人から組織・事業へ広げ定着を促すことで、持続的な事業の成長にデザインが活かされる組織を増やしていきたいと思われる方!
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