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2013年ソーシャルメディアで話題を呼んだ「フィジタル」キャンペーン

「フィジタル」は、フィジカル(Physical)とデジタル(Digital)を掛け合わせた造語。デジタルテクノロジーを使いつつ、フィジカルなアプローチによる体験をしてもらうプロモーション方法のこと。「O2O(Online to Offline)」とも呼ばれる、時代の波に乗るマーケティング手法です。

今回は、ソーシャルメディアを活用した、国内の「フィジタル」なキャンペーンの事例を紹介します。

2013年に実施された話題の「フィジタル」キャンペーン

ダイソンのコードレス掃除機キャンペーン

掃除機メーカーとして有名なダイソンが昨年夏から秋にかけて実施したフィジタルキャンペーンは、最新コードレス掃除機の抽選と商品レビューを掛け合わせたもの。

Facebookで掃除機を贈りたい相手とその理由を添えて応募し、それに当選すると、贈りたい相手に掃除機が届くという仕組みでした。それを相手が使い、レビューを書くと、贈った人にも試用機が送られてくるというものです。ちなみに、掃除機を贈った人と、贈ってもらった人それぞれ2人が使ったレビューを投稿することで、試用機はそのままプレゼントとしてもらうことができます。

大切な人に掃除機をプレゼントできるうえに、レビューを書けば、なおかつ自分ももらえるという、フィジタルで嬉しいキャンペーンですね。

モンデリーズの新商品キャンペーン

モンデリーズ・ジャパン株式会社が昨年夏から秋にかけて行ったのは、新商品の写真投稿キャンペーン。カレー専用粉チーズ「クラフト ロマーノチーズ」を使ったカレーの写真を投稿すると、抽選でQUOカード3,000円分が当たるという懸賞つきの企画でした。

写真を投稿すると、自動的にロマーノチーズのフォトフレームが合成される仕組みとなっていて、商品のPRができるよう工夫されています。チーズ好きの人がFacebookで投稿写真を見たら、思わず食べてみたくなるはず。口コミで広がりそうですね。

ダイハツのスマアシ体験キャンペーン

軽自動車で有名なダイハツが昨年夏から年末にかけて行ったフィジタルなキャンペーンが「スマアシ体験会」。軽自動車初の衝突回避支援システム「スマートアシスト(=スマアシ)」を体験すると、スマアシオリジナル『止まるマット』(スマートフォンや小物類を置いてもすべりにくいマット)がもらえるというもの。

さらに、店頭で渡される応募IDに、Twitterで試乗の感想を添えてシェアすると、除加湿空気清浄機、宿泊券、ファンヒーター、一流グルメギフトなどの豪華商品が当たるという懸賞付きでした。

「本当に止まるの!? そのギモン、試して解決!!」というキャッチフレーズとともに実施されたこの企画。昨年8月19日に始まり、8月末時点ですでに体験者は11万人を超えていたとのこと。試乗したときのリアルな体験がソーシャルメディアで広まり、人気を呼びました。

フィジタルなキャンペーンで口コミを広めよう

ソーシャルメディアで繰り広げられるフィジタルキャンペーンは、どれも口コミで拡散しそうなものばかりです。ユニークなものは話題を呼び、ただ見せるだけの広告との間に大きな差を生みます。思わず参加したくなるフィジタルキャンペーンは、ユーザーを楽しませることでファンに変え、自社の宣伝もできるというwin-winの関係を築くことができるでしょう。

参考サイト:
ダイソンがフェイスブックでコードレス掃除機の試用キャンペーン
クラフトチーズキャンペーン
スマートアシスト体験会実施中

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