- date
- 2014.04.30
『アイディアを集めて混ぜ合わせる!』 アイディアが浮かぶ化学反応の起こし方
デザイナーとなれば、次から次へとアイディアが求められるわけですが、年がら年中アイディアが滝のように流れ出てくる人は多くはないものです。
しかし、いつも同じデザインばかりでは、時代遅れになるのも時間の問題。
今回は、アイディアが次々と湧き出るようになるためのコツとトレーニング方法をご紹介します。
目次
アイディアの集め方&混ぜ合わせ方
アイディアのストックは日ごろから大量に
アイディアがポンと頭に浮かぶ時は、まるでそれがどこからか突如現れたかのように感じるかもしれません。
しかし、そのほとんどはすでに自分の中にあったアイディアの数々が混ざり合い、化学反応を起こし、形を変えて出現したといっていいでしょう。
つまり、化学反応を起こせるだけの大量のアイディアがストックされていなければ、そういう偶然に生まれたようにも思えるネタが浮かぶことはないのです。
それでは、さっそく、アイディアのストックにとりかかりましょう。
まずは、グーグルで「Web デザインギャラリー」と検索してみてください。
大量のデザインアイディアを紹介しているサイトを見つけることができます。
それらをざっと見ていくだけでも無意識にアイディアはストックできます。
また、Web デザインだけではなく、広告や雑誌のデザインを見るのも、ネタをストックするのに役立ちます。
書店や図書館に行き、「デザイン年鑑」を見てみましょう。
グラフィックや映像、パッケージ、プロダクトなどのあらゆるデザイン年鑑が毎年出版されています。
その年のデザイントレンドを一気に見ることで、新しい発見を得られることでしょう。
アイディアを形に変える 2 つの方法
ご紹介した方法でアイディアをストックできたら、次はそれらを混ぜ合わせて、使える形にするための方法をみていきましょう。
1. デザインから離れてみる
まずやってほしいのは、一度そこから離れてみること。
プロジェクトのことばかり考えて、デザインのアイディアを出さなくてはと頭がいっぱいになっていると、パンク状態になり、脳は新しいものを生み出す余裕など持てるはずもありません。
考えすぎてパンク寸前の脳を休ませるためにも、手を止めてパソコンの前から離れてみることが大切です。
できれば数日間、デザインのことを忘れられるといいのですが、それは難しいかもしれません。
その代わりに、いつもはパソコンの前で食べていたお昼を公園に行ってぼーっとしながら食べてみるというのはいかがでしょう?
そういう小さな息抜きの時間を作ってみると有効ですよ。
2.マインドマップで思考を広げよう
それでもアイディアが浮かんでこなければ、能動的に作り上げるしかありません。
脳の中にあるアイディアを整理し、発想を広げるには、マインドマップがおすすめです。
無地の紙を用意し、横長に置きます。
完成させたいデザインの企画を頭に浮かべ、中央に核となるキーワードを置いたら、そこから放射状にキーワードやイメージを広げ、つなげていきましょう。
手を動かしているうちに、デザインのエッセンスとなるポイントが見えてきます。
なるべく邪魔が入らないように、会社の近くのカフェなど、1 人で集中できる空間で行うとよいでしょう。
無意識にできるようになったもの勝ち
集めたネタを自分のモノにし、まったく新しいアイデアを生み出すことは難しそうにも思えますが、毎日訓練していくうちに無意識でもできるようになります。
それができるようになると、周りから「いつも仕事が早い」、「アイディアが斬新でいい」という高い評価を得られるようになるでしょう。
アイディアに行き詰まることがないように、常にアイディアをためておくことを意識することからはじめてみましょう。
参考:
Web デザイナー志望の学生必見!!アイデア出しで行き詰まらないための 5 つの方法
デザインアイデアが続々わき出る 3 ステップ&トレーニング
新規事業・UXデザインのことなら私たちにご相談ください。
私たちは事業戦略に応じたプロダクトデザイン戦略策定からUXデザイン、人間中心設計に基づいたデザイン手法を実行することで事業の立ち上がりから成長までの過程を支援します。サービス開発、UXデザインのことでお困りの方は、rootまで気軽にご相談ください。