- date
- 2014.01.13
頭の片隅に置いておきたいレスポンシブデザイン10か条

機能的で楽しいモバイル用アプリを開発するには、まず実用性が求められます。アイディアはよかったけど、実際ローンチすると使われない・・・。ということがないよう、開発時に覚えておきたい「使えるモバイルアプリ」のための10の開発ポイントをご紹介します。
目次
「使えるモバイルアプリ」開発10のポイント
1.フローマップを作ろう
複雑でわかりにくいフローマップはユーザーを混乱させるだけです。いきなりデザインをするのではなく、まず、ナビゲーション構築に優れたフローマップをつくりましょう。
2.優先順位をはっきりさせよう
機能の開発を優先してから細部のデザインに入りましょう。順序が逆になってはいけません。デザイン変更は、数時間から数日かかる場合もありますが、優先すべきは機能です。
3.最高解像度で開発しよう
開発の基本は、最高解像度です。時代とともに標準モバイルデバイス解像度は上がっています。スケールダウンは、簡単ですが、その逆のスケールアップは、容易ではありません。基本に忠実に開発しましょう。
4.人差し指の幅を覚えよう
ユーザーがスクリーンタッチすれば、すぐにボタンが押せなくてはいけません。平均的な人差し指の幅が1.6~2cmであることを忘れずにデザインしましょう。
5.アニメーションは極力避けよう
アプリ立ち上げ時のアニメーション。本当に必要ですか?ユーザーは、情報に早くたどり着きたいと思っています。そのため、アニメはユーザーにストレスを与える可能性があります。最悪の場合、離脱してしまうこともあるでしょう。どうしても入れたい場合は、必要最小限にしましょう。
6.ロード中がわかるようにしよう
アプリのローディングがあまりに長いと、誤作動を起こしていると思われる可能性があります。空白の画面のまま
ユーザーを待たせることのないよう、ロード中とわかるアイコンやアニメーション、または、進行状況がわかるインジケータを作りましょう。
7.OSスタイルを意識しよう
それぞれのモバイルOS、AndroidとWindows Phone 7は異なるスタイルを持っています。例えば、Windows Phone 7仕様のアプリは、iPhoneユーザーからすると使いにくく、混乱を招きかねません。すべてのアプリが特定のOSに偏る必要はありませんが、OSスタイルを意識して開発しましょう。
8.スクリーンの実寸を頭にいれよう
27インチのディスプレイで開発をしていれば、もっと詰め込みたいという衝動に駆られるかもしれません。しかし、
そんな気持ちを抑えて、デバイスのスクリーンサイズをプレビューしながら、こまめに作業を進めましょう。
9.最終アップデートは第三者の意見を聴こう
開発者の使い方がすべての人と同じとは限りません。素晴らしい最高のアプリと思っても、世に送り出す前に、必ず第三者の意見を聞いてから最終アップデートを行いましょう。
10.スワイプの乱用は避けよう
すべてのインターフェイスが見える必要はありません。
iPhoneのメールアプリは、スワイプだけで受信ボックスからメールの削除が簡単にできるので好評ですが、スワイプ機能の乱用は、ユーザーを混乱させる原因になる為、注意が必要です。
「使いやすさ」が成功のカギ
人気のモバイルアプリの共通点は、内容もさることながら、それ以上に使いやすさが挙げられます。
つまり、いかにユーザー目線の開発ができるかが成功のカギといえます。
まずは、ユーザーを混乱させないシンプルで使いやすいフローマップの作成です。次に、機能性を優先させてから、タッチしやすく、使いやすいスワイプ操作をデザインしましょう。これらのポイントを抑えたなら、次の人気モバイルアプリの開発者はあなたかもしれません。
参考:
Designing a Mobile App? Don’t Make These 10 Mistakes By Ryan Matzner
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